レトロゲームをプレイ:ジョジョの奇妙な冒険(コブラチーム)・その15

ジョジョの奇妙な冒険(コブラチーム)

10月は異様に寒い日が多かったのに、最近はずいぶんと昼が暖かいですね。

この調子だと、今年の冬はどういうことになるのやら。

 

さて、前回はエンヤ婆を無事に撃破するも、いつの間にか『恋人のたね』なる

謎アイテムでジョセフの脳内に肉の芽が植え付けられてしまったところでしたね。

たしかに直接戦闘向きではない(戦闘できないわけではない)スタンドだったとはいえ、

こんな扱いになるとは……。

 

そういうわけで、スピードワゴン財団事務所にあったテレビを使って、脳みその中の

『恋人』を何とかしようとのことです。

 

エンヤ婆の館から脱出すると、霧の町はもとの荒野の墓場に戻っていました。

キャラゲーなんだからちゃんと原作をなぞった展開にするのは当然のことだろう

とは思いつつも、つい感心してしまいました。

でも、今はジョセフの頭の中が大変なことになろうとしている場面なので、

そんな悠長なことを言わせていていいのかという思いが強いですが。

 

あ、「もとの墓場に~」とは言いましたが、遠景が墓場に変わっただけで、

町の施設はそのまま残っていました。

それは原作再現としてどうなんだ、とツッコミたいかもしれませんが……。

 

 

実は、最初に出会った住人のこのセリフで伏線が張られていたんですよね。

(「この街の半分は~」の部分)

こういうところにはしっかり頭が回るくせに……!!

 

とりあえず、財団事務所の職員に事情を話して、テレビを使わせてもらうことに。

しかし、トントン拍子でイベントが進んでしまい、回復ポイントなのに回復できずに

ボス戦に突入という、RPGとしてあまりにも斬新すぎる展開に遭遇してしまう。

せめて挑むかどうかという選択肢でワンクッション置いてくれよ……!!

 

というわけで、このゲームにしては珍しくジョセフ一人がパーティから離脱した状態で

『ラバーズ』との戦闘。

回復できてないアヴドゥルさんに『えいようざい』を使って回復し、花京院で『ヒラメキ』の

スタンバイをします。

 

花京院で『ヒラメキ』をすると、特殊なメッセージが。

でも、当然のように何が起こったのかは表示されないまま戦闘が継続したので、

このまま『ガッツ』でタコ殴りにして撃破しました。

ここまで戦略もなにも無いRPGも珍しいな……。

 

これまでの記事を見直してて、このゲームの原作ボスにおける『ヒラメキ』って、たぶんこんな

感じの内容に分かれているんじゃあないかって思うんですよね。

  • 特大ダメージ
  • 特定のステータス減少
  • 原作っぽいだけのやり取り

これに、「やり取り思いつかねーからヒラメキ効かないようにしよーっと!」(『運命の車輪』)

というのも加えると、だいたいこの4パターンな気がします。

解析したわけではないので、確かとは言えませんけどね。

 

ラバーズを倒すと、なぜか脳内に操作キャラが立っているという不気味なシーンが。

ただ単にキャラの透明化の処理を怠っていただけではあるのでしょうが、もし原作未読だと

人間の脳内に本体が直接乗り込んで行って戦っていたと誤解するじゃあねーか!

 

なんやかんやで、ジョセフの脳内の肉の芽を駆除が完了しました。

そういえばふと思ったんですが、吸血鬼であるDIOの細胞から創り出した肉の芽なら、

波紋を使えばどうにかなったんじゃないかな?

でも、脳はデリケートだから対生物用の技術である『波紋』で直接肉の芽を駆除するのは

流石にリスキーすぎるか?(花京院とポルナレフのときは”引っこ抜いてから”処分したため)

 

もしくは、『エンプレス』のときみたいに”自分の肉体と融合したもの”だから自分の波紋が

通じないという設定を先生自身が覚えていたからだったのでしょうか。

あれ?でもそう考えると、吸血鬼化したストレイツォは自分の創り出した波紋で

自らを崩壊させて死んでいったし……。

 

ここで、『波紋』の性質を考察するために少し整理してみましょうか。

  • 吸血鬼・柱の男・ゾンビは『波紋(太陽)』に弱い(柱の男の『サンタナ』はやや例外?)
  • 吸血鬼化したストレイツォは『自身の生み出す波紋エネルギー』によって自壊・死亡
  • 『肉の芽』は吸血鬼DIOの細胞で、『波紋』によって消滅する
  • 放出した『波紋エネルギー』は自身の肉体には無効(エンプレス戦の描写)

 

以上から考えると、自分の体から放出した波紋エネルギーは自身の肉体には無効化されるが、

『呼吸』によって作られるエネルギー吸血鬼化した自分の肉体に攻撃として有効である

言えますが、そうすると、ここではやっぱり脳の奥深くで肉の芽を植え付けられてしまった

ことで、強い波紋を浴びせると脳が破壊される可能性があったということなのでしょう。

(肉の芽が”植え付けた肉体と融合するものと仮定した”場合の考察)

 

 

そうこう考えていると、念聴してないテレビからDIO様のお声が。

やっぱりこのゲームのDIO様、寂しがり屋なんだろ!

 

そして、「ジョナサンの体がまだ馴染まなくて大変なんだよ(意訳)」と近況報告を

してくださいました。

本当に本当に、このゲームのDIO様は悪い意味でマメだな……。

 

 

そして、通信が終わると当然のように爆発四散するテレビくん。

3回目だというのに、ここまでひねりがない展開だと反応も薄くなってきますよ。ええ。

とりあえず、テレビを修理していた財団のおじさんは気の毒でしたね。

『えいようざい』の1本でもおごってあげたくなります。

 

それはさておき、ここで承太郎が今まで忘れ去られていたホル・ホースを

探すことを提案し、再びエンヤ婆の館に侵入することになりました。

はてさて、館の中では一体何が起こるのやら……。

 

・続き⇩

https://kimagure-azuma.jp/retro-cobrajojo-16/

・前回⇩

https://kimagure-azuma.jp/retro-cobrajojo-14/

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