「今年は更新できないんじゃあなかったのか?」って?
大人は嘘つきではないのです。間違いをするだけなのです。
どーしても、今年中には完結させたいと思ってしまったので。(自分で首を絞めるスタイル)
さて、前回はいよいよDIOの館に突入し、ダービー弟とケニー・Gを軽~くぶちのめした
ところで終わりましたね。
ということで、1Fの登れなかった昇り階段に向かいました。
そして……
ここでヴァニラ・アイスが再登場。
「苦痛を意に介して~」などと言っていますが、さっきの戦闘で受けていたダメージは
一発8~12くらいだったくせに……!!
ここで『ヒラメキ』をすると、『逃げる』が発動。
原作でも1階の玄関で待ち伏せはしていましたが、その時のポルナレフたちはDIOの
ところに向かうために階段を駆け上がっていったので、そもそも遭遇していないんじゃあ
ないのか。
2階に上がると、またもやヴァニラ・アイスと遭遇。
セリフが同じなんですが、またこれも『ヒラメキ』で逃げるパターンなのか?
原作だと、上階に上がったあとはそのまま逃げずに戦っていたはずだが……。
とりあえず『ヒラメキ』をすると、「太陽の光を浴びせろ!」というセリフ……。
は?
そして、太陽の光というものを知らなくて狼狽えだすヴァニラ・アイス。
たしかにポルナレフたちと遭遇した時には、すでにヴァニラ・アイスはゾンビになっては
いましたが、たったあれだけのセリフでゾンビ化したと表現するのはどうなんだ。
攻撃してグラフィックが変わったわけでもないし、これも原作を読んでいないと意味不明な
ままで終わるタイプの改悪ですね。
しかも、太陽の光を浴びせたのに戦闘が終わらず。
ダメージはまともに通るようにはなりましたが、そこからが長すぎる。
攻撃力も防御力も大幅に下がりましたが、HPへのダメージはなかった模様。
原作読んでりゃあ、あれで致命ダメージになっていたのはわかるだろうに……!!
ヴァニラ・アイスとの戦闘が終わり、イギーもまた生存が確定。
原作の切ない余韻を返せや……!!
アヴドゥルさんやイギーが生きて最終決戦に臨めるのが嫌なわけではありませんが、
肝心のゲーム自体がこんなのなので……。
とにかく、この先の階段を上がれば、いよいよラスボスのDIO様とご対面できるようです。
手前の扉には鍵が掛かった宝箱しかなかったので、さっさと進みましょう。
階段の先には、ついに諸悪の根源『DIO』が待ち構える!
『ザ・ワールド』の能力の片鱗を見せる演出も、独自のアレンジがあって、まあ悪くは
無いかという感想は出てきましたが、その”悪くない”と思えるようなアレンジがなぜ
他の部分にもできなかったのか。
さらに部屋の奥まで進むと、いよいよDIO様との最終決戦!!
BGMもラスボスらしいものに変わり、いよいよというような気分になります。
やはりここにも出てきてくださるDIO様(影)。
DIOは「2人」いたッ!
というわけでもないでしょうが、結局この戦闘前のDIO様は何者だったんだ。
『ザ・ワールド オーバーヘブン』の元ネタだったりするんでしょうか。(きっと違う)
DIO様の最初の攻撃は言葉攻め。ターゲットは花京院。
精神ダメージは、最大値の6割ほど。これはヴァニラ・アイスの2倍以上です。
強さの上がり方がおかしいだろ……!?
たったの1ターンで、花京院とポルナレフのMPがデッドラインになってしまいました。
しかも、原作のようにスタープラチナが『時を止める能力』に目覚める方法が思いつかん。
まあ、しょうも懲りずに『ヒラメキ』してればいいんでしょうが、ラスボス戦までも
こんななのかよ……。
原作にもあった致命腹パンのダメージは、これまた凄まじい178ダメージ。
最大HPが低いジョセフとイギーが狙われると、普通に即死する威力ですね。
『ヒラメキ』で発動したのは『逃げる』。花京院もまた生存で確定。
ああ、知っていたさ!こんなゲームなんだってよォ!
そして一行は、外ではなく2階まで撤退することにしました。
余裕でザ・ワールドの射程圏内じゃあねーか……!!
ただし一行の撤退に対して、DIO様は律儀に見逃してくれます。
最後の最後まで、なんというご都合主義。
2階に戻ると、イギーがいつのまにか『たからばこのカギ』を見つけていました。
さっきの部屋の、鍵が掛かった宝箱でしょうね、どーせ。
……あ、思い出した。このゲームの『時を止める』方法って、確か……。
宝箱を開けると、『ときのガクぼう』を入手しました。
このゲームで数値上最強の防具で、もちろん承太郎専用です。
装備するとイベントが発生し、承太郎が『時を止める能力』に目覚めます。
理屈!? ど素人のスタッフが この『ゲーム』に考えているのかねッ!
というわけでDIO様と再戦するも、たったの4ターンで全滅。
毎ターンHPやMPに200近いダメージを2~3回喰らって生き残れるか……!
仕方ないので、バーで酒(という名目のブツ)をかっ喰らってレベリングだ。
レベル上げ! やらずにはいられないッ!
このクズのようなゲームに本気になっている自分に荒れているッ! クソッ!
というわけで、全員のレベルをひとつかふたつ上げてきました。
承太郎以外だとこの程度しかダメージを与えられませんが、ここで『時を止める』能力を
得た承太郎の攻撃だと……
なんと他の味方の4倍以上のダメージをたたき出す。
これで、このDIO戦の方針は固まりました。
基本的に承太郎がやられないように『えいようざい』と『ばんのうやく』を使い、
そのうえで承太郎に攻撃が重ならないように祈る。
相変わらず戦略もクソもありゃあしませんが、たぶんこれがコブラチームが想定した
『正攻法』であるはずなので。
仲間が次々と力尽き倒れていく中、承太郎のスタープラチナの鋭い一撃が正確に
DIOを捉えました。
そして……
悪の帝王『DIO』を倒した一行は、その遺体を輝く朝日で滅却しました。
長い戦いが終わり、『ジョースター』の血族とその仲間たちの顔には大仕事をやり遂げたような
充実感にあふれています。
意識が戻ったホリィの穏やかな微笑みを見て安堵する一行。
こうして、”星”の如く輝いた”遠征軍”たちの旅は終わりを迎えました。
……しかし、彼らと”その精神を受け継ぐ者たち”は、まだ知りません。
――この『”冒険”』が、『ジョースター』の戦いの歴史の一部でしかないということを。
・あとがき
これはひどい。
『百聞は一見に如かず』ということでプレイをし始めましたが、ここまでひどいもの
だったとは……。
あ、ラスボス戦に関してですが、ナイフ攻撃もロードローラーもありません。
市街地戦がないからね。しょうがないね。
あと、「ウダウダウダ」と言っているようにしか聞こえないラッシュ攻撃は、
2回くらいしか使われませんでした。
とりあえず評価点としては、以下の通りでしょうか。
- BGM
- グラフィック
- 一応は全員生存エンド
ダメなところとしては
- それ以外
といった感じです。
「てめーさえよけりゃあいいという……
もはや この地球上に存在していい作品じゃあないな こいつは……」
といった気分になったかもしれませんが、今までさんざんボカシて表記していた
同人フリーゲーム『7人目のスタンド使い』は、この作品のあまりの酷さを見て
作成するきっかけになったそうですから、運命というものはわかりませんね。
『RPGツクール2000』で作られているので、今まではパソコンでなければプレイ
できませんでしたが、今ではスマホでもプレイできるように調整されたものが公開されて
いるようなので、気になったら”是非とも”プレイしてみてください。
……うん、もうこのくらいか。
不満点はさんざん本文の方で書いてしまいましたし。
というわけで、次回の更新はまた来年、少なくとも正月明け以降になりそうです。
次回は……何にしようかな?
・続き⇩ (メタルマックス リターンズ・その1)
https://kimagure-azuma.jp/retro-mmr-1/
・前回⇩
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