世界樹の迷宮ⅢHDRプレイ日記:星紡ぐ冒険手記・章ノ8

ゲーム

・前回のあらすじ

順調にB2Fの探索を進めていたアステリアだったが、あまりにも強大な魔物の攻撃で

お葉が生死の境をさまよう重傷を負ってしまい、退却を余儀なくされた。

・前回⇩

https://kimagure-azuma.jp/play-sq3r-7/

 


 

>アーマンの宿:アステリアの部屋

「い、痛……、やっぱりまだ痛むか……。

       ん?これは……手帳?」

 

>お葉は手帳を開いた。

 そこには、たくさんの人名が綴られていた。

 

「これは……、なにかの名簿?

       キルシェさんと同じ苗字の人もいるけど、キルシェさんの名前は無い……」

「お葉、傷の具合はどうですか?」

「姫様……。少し痛みはありますが、大丈夫です。

       それよりも、買い物をしに行ったのでは?」

「ここ最近は気を張りすぎて疲れてしまいましたから、

       姉上たちにお任せして部屋で休むことにしましたの」

「そうですか……。あの、もしかして忘れ物をしませんでしたか?」

「おや、わたくしとしたことが。感謝いたしますわ、お葉」

「すみません。どなたのかわからなかったので、中を見てしまいました」

「……そうですか」

「……あの、そこに書かれている方たちはいったい?」

「わたくしの『護り神』……といったところでしょうか。

       しかしお葉、まだ安静にしてなくてはいけませんよ」

「なんだか落ち着かなくて……。お気遣い感謝します」

「夜の探索のために、今はゆっくり体を休めるのですよ」

 

 >数刻後……

「……」

(だ、ダメだ、どうしても落ち着けない! 隣で姫様が下着姿で、

       首で逆立ちをしながら座禅を組んでいるのが気になりすぎて……!!)

 



 

「ねえお葉……、ほんとに大丈夫なの? なんかすごい顔色悪いけど」

無理しないで

いや、その……、座禅が……やっぱりなんでもないです

(ああ、アレを見ちゃったのか。まあ、そういう反応になるわよね)

「お葉が病み上がりなので、今回は軽く探索して切り上げますわよ」

は、はい……

「……今回は地図描くの、代わってあげるから」

 

「あっちを見たりこっちを見たり、地図描くのって大変ね……」

「キルシェさん。そろそろ落ち着いてきたので、交代しましょうか」

分かれ道……、どっちにしよう

「ここまではほぼ直線だったから、あえて曲がってみない?」

「それでは、そのようにしましょうか」

 

「む、ここに抜け道がありますわね」

「さっきから、抜け道が妙に多い気がするわ」

「この反対側には何があるんでしょう」

「あのFOEとかいうのが犇めいてそうで想像もしたくない……」

 

ここ、なにかいいのがありそう。あっ、この木の実は熟してる

「ふむ、ここでは花や果実を収穫できそうですわね」

「そういえば、商店のクエストに必要なのがありましたっけ」

「プレール、小さな花というものを探してみて」

 

えーっと、これでしょうか?

「ええ、これよ。さすがね、プレール」

「こっちの木の実はテリアカβの材料みたいです。

       これで、迷宮での生存率は格段に跳ね上がりますね」

「この採集ポイントは非常に重要な場所になりますわ。

       地図にしっかり記録してください」

 

「……来るときは気付かなかったけど、ここにもあるのね」

「この階層は予想以上に複雑そうですわね。

       北の道を少し覗いてから帰還しましょう」

 

「えーっと、ここは曲がり角で、折り返しで……」

「……!! お葉、右手に敵影あり!総員、直ちに戦闘態勢!」

「えっ……?う、うわあ!?」

「FOE!?ちょっと、ヤバいんじゃないの!?」

「狼狽えないで!総員、各隊列を維持しなさい!」

あわわ……

 

「なるほど。こうやって戦闘に入るまでは正体がわからないのですか」

「このひどい匂い……、毒使いね。

       シグドリーヴァ、今の消耗度合では勝ち目が薄いわよ」

「ええ、無論ここは撤退しますわ。お葉!今こそあの技を!」

 

「え!?し、しかしこの技はまだ……」

「きっと成功します!信じていますわよ、お葉!」

「はら、はやく!」

「わ、わかりました。行きます!」

 

 

「や、やった。成功したみたいです」

「さすがですわ、お葉!」

かんいっぱつ……

 

「相対した感覚では、もう少し実力をつけて五分といった所かしら」

「姉上に同意ですわ。我らはまだまだ修行が足りませんね」

「……」

 


 

>街に帰還する道中……

(また逃げることしかできない……。

       本当にこんなことでいいのか、ボクは……?)

(……)

 

「さあ、店主さん!ご依頼の品物をお納めくださいませ!」

うちが選んだ、とびっきりですよ

 

「もうできてしまったの?すごいわね」

「でも、ネクタルって結構な高級品でしたよね。

       そうおいそれと買えないでしょうに」

 

「酒場のあのご主人を小娘呼ばわりだなんて、彼女はいったいいくつ……」

「ほらそこ、野暮な詮索はしないの」

やぼな、やほうず……。ぷっ

「……プレールさん。やほうずではなく野放図のほうずと読むんですよ」

あ、やっとツッコんでくれた

 

「マスター、店主さんに無事お届けしましたわ!」

「報酬は鍛冶用のハンマーね」

 

あれ?マスターさんの方も店主さんを小娘って呼んでる

「どっちかっていうと店主さんのほうが年下に見えるけど……」

「こ、この件はこれ以上触れないほうが良さそうですね」

 

「このハンマーは電撃の印を付けられるみたいだけど……」

「えーと、説明書きによると、雷属性による追撃ができ、

       印ひとつにつき攻撃の基礎威力が1割ほど補強されるようです」

「うまく使えば戦力の補強になりそうですわね」


おみやげ屋さん、すごい品揃えでしたね

「交易が盛んだっただけあって、見たこと無いのばかりで楽しかったわ」

「交易……。そうですわ、明日は船で航海に出てみましょうか」

「そうね。資金もできてきたところだし、そうしましょう」

「……あの、ボクは迷宮の方を探索したいと思うのですが」

「お葉。今のあなたの心に強い焦りを感じます。

       強くなりたいのであれば、一度立ち止まることも必要ですわ」

「……」

 

「港の主よ、出航の準備をお頼みしますわ!」

これってなんでしょう。おやつですか?

「これは船の上での食事用ね。あまりつまみ食いしちゃだめよ」

 

 

「いまこそ!大いなる海へ漕ぎ出しましょう!」

「探しなさい!この世のすべてをそこに置いてきた!!」

「テュール様、船が関わると妙にテンション高いですね!?」

来るときはわからなかったけど、海ってこんなに大きいんだ

「定期船の時は窓から見えなかったから、改めてすごいと思ったわ」

 

「えっと、船の操作はどうやるんでしょうか?」

「出航の時に初心者用マニュアルを渡されたから、いま確認してる」

「これが船首の向きを変えるもので、こちらが前進用の装置ですわね」

「帰還装置はこれか。船体が一定の損傷を受けても勝手に発動するみたい」

うち、ちんぷんかんぷんで破裂しそうです

 

「おお。みなさん、あれをご覧なさい」

「改めて見てみると、本当にすごいものですね」

「あの時はじっくり見れなかったもんね」

あの下に迷宮があるんですよね。不思議な感じです

「ほんとねぇ。人間がいかにちっぽけか、考えさせられるわ」

 

「では、行きましょう!『ヘルクレス』発進!」

「おー!!」

「大海王に、わたしはなる!」

「な、なんかそろそろ怒られそうなのでやめてください!」

 

・続き⇩

https://kimagure-azuma.jp/play-sq3r-9/

・詳細なキャラ設定⇩

https://kimagure-azuma.jp/sq123r_chara/

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