レトロゲームをプレイ:メタルマックス リターンズ・その2

METAL_MAX_RETURNS

年末年始は冬らしい気候でしたが、だんだんと暖かくなってきましたね。

今年の夏はどうなることやら。

 

さて、前回は冒険の準備ができたので、早速フィールドに出たところでしたね。

しかし、主人公はんたは勘当されて追い出された身。行先なんて決まっていません。

なので、宿屋の泊り客から「リオラド南の穴に襲撃者のアジトがあった」という話を

聞いていたので、ひとまずそこに向かいました。

 

というわけで、今作の初ダンジョン『南の洞窟』です。

この地形からすると、かつての『大破壊』の際にミサイルか何かが着弾してできた

クレーターなのでしょうか?

中心部には降りられそうな坂があったので、行ってみましょう。

 

坂を下りていくと、先客がいたようです。

話を聞いてみると、この人は襲撃者が残したと噂される『戦車』を探しに来たそうな。

ここで、『戦車』について解説しましょう。

 

『戦車』とは、このメタルマックスにおける華であり、最重要装備です。

戦車を手に入れるには、まだ誰も手を付けていないものを遺跡やフィールドから

探し当てる必要があります。

(ザコ敵としても戦車が出てくるが、ノアが設計したので人間が乗れないような造り)

 

人間用の装備とは比較にならないほどに攻撃力・防御力が高く、最序盤はともかく

中盤・終盤では戦車がないとまともに対面できないような攻撃力の敵も現れてきます。

まあ、詳しいことは戦車を手に入れてからでいいでしょう。

 

しかし、噂を聞きつけた『ウルフ』という凄腕のハンターもまた、ここにあるという

戦車を探しに来ているそうです。

 

さて、フィールドでは偶然にも敵に出会わなかったので、このダンジョンで初遭遇です。

世界観の根幹は大真面目なのですが、敵キャラもまたNPCと同等以上のキワモノ揃いです。

何をどうやったら「ポリタンクに足を生やして歩かせよう!」という発想ができるんだ。

(ご丁寧にカサカサと這いまわるアニメ付きの無駄行動もする)

 

敵キャラには基本的に3種類の種族が設定されていて、それぞれは

  • バイオ系:防御力は低いがHPが高い・人型の敵はプロテクタを装備している
  • マシン系:HP以外のステータスが非常に高い
  • サイバネ系:バイオとマシンの中間の性質を持つことが多い

という傾向があります。(特殊な属性として『タンク』『分類不能』もある)

ここの敵からは装備のおかげでダメージを喰らいませんが、数が多いのでその点は厄介。

今装備している『ショットガン』が範囲攻撃になったのは『3』以降でしたからね。

 

何度か戦って、初のレベルアップ!

そういえばステータスについて解説していなかったので、ここでやっておきましょう。

 

主人公『はんた』の職業は『ハンター』です。

このメタルマックスにおける『ハンター』は、モンスターを狩ることを生業とする者や

『戦車乗り』のことを指します。

職業はキャラごとに固定で、後々『メカニック』と『ソルジャー』が仲間になります。

 

このゲームには、『キャラクターそのもののレベル』と『特定分野の技術レベル』が

存在しています。

技術レベルは『戦闘』『運転』『修理』の3種類があり、それぞれは

  • 戦闘レベル:白兵戦(戦車に乗っていないとき)の強さ
  • 運転レベル:戦車戦(戦車に乗っているとき)の強さ
  • 修理レベル:高いほどより高度な修理ができる

という意味があります。

 

右のステータスは上から

  • HP:『0』になると死亡・全員死亡で『リオラド』から再スタート
  • わんりょく:基礎攻撃力
  • ちりょく:『修理レベル』の上がりやすさ
  • たいりょく:基礎防御力・HPの上がりやすさ
  • すばやさ:行動順の決定・防御力の補正・『運転レベル』の上がりやすさ

というもののようです。

 

最奥部の格納庫らしきところには、件の戦車らしき影が!

しかし、それを守るかのように、ロケット砲で武装した犬が立ち塞がります。

問答無用で襲えばいいのに、わざわざ選択肢を出してくれるこの律義さ……。

 

『はい』と答えると、このダンジョンのボス『バイオニック・ポチ』と戦闘になります。

戦闘用に品種改良されたミュータントのような存在なので、こちらは大ダメージを負っても、

こちらからの攻撃はまともに通りません。

 

手も足も出せずにいると、なんと背後から深紅の戦車『レッドウルフ』が現れました!

 

レッドウルフの大砲はバイオニック・ポチのプロテクターを軽く破壊し、これでようやく

はんたの攻撃も通るようになります。

……が、レッドウルフの大砲があまりにも強すぎるためにはんたの出番はありません。

おそらく、このボス戦は「生身では勝てない敵には戦車で戦う」というチュートリアルを

兼ねているようですね。

 

バイオニック・ポチが無残な残骸になったことを確認すると、レッドウルフから

一人の男が出てきました。

この人物こそ、凄腕と評判のハンター『ウルフ』のようです。

 

ウルフは、子供のピンチに思わず助けたが、戦車までくれてやるわけにはいかないと

はんたに言いました。

 

そう、この世界にはすでに『法』なんてお行儀のいいものは存在しません。

だれもかれもが泥を啜って生きているような『弱肉強食』の世界なのです。

はんたは挑み掛かっても返り討ちになるとわかっていたため、何も言わずに黙っていました。

 

しかし、この戦車はウルフのお気に召さなかったようで、いい感じの機銃だけを取って

はんたに譲りました。

キザったらしく去っていくウルフの背中を見送り、はんたは戦車に駆け寄ります。

 

というわけで、このゲームでは初めての戦車『モスキート』をゲット!

主人公の名前は4文字しか使わせないくせに、戦車には6文字

使えるという……、これもまたDECOクオリティ。

 

さて、戦車も手に入ったため、戦車のステータスについて話しましょうか。

戦車とは、当然『戦うための乗り物』です。

なので、戦っていれば消耗こそすれども、レベルアップなどはしません。

戦車を強化するには、町の戦車装備屋でより強いパーツを購入したり、専門家に頼んで

シャシー(戦車の本体)や大砲などの兵器を改造してもらう必要があります。

 

戦車は機械であるため、動力源である『エンジン』と、搭乗員ひとりだけでの操作を

可能にするための『コンピュータユニット(Cユニット)』を最低限装備しないと

動かすことができません。(戦車が2台以上ならば、『牽引』で動かすことは可能)

また、シャシー・エンジン・Cユニットのどれかが『大破』した状態になっても

自走不能となります。

 

戦車の武器は『主砲』『副砲』『S-E』の3種類があって、これはそれぞれ

  • 主砲:高威力だが弾数制限がある
  • 副砲:弾数無限だが威力はそれなり
  • S-E:様々な特徴がある特殊兵器・装填弾数が少ない(基本的に改造もできない)

という傾向があります。

 

今のこの戦車の装備は、

  • 大砲:37ミリ砲
  • Cユニット:HAL900
  • エンジン:ビートル

となっており、戦車のパーツはシャシーを含めて『重量』が必ず設定されています。

パーツすべての重量が『積載量』(『エンジン』の出力)以下である状態でないと自走不能と

なり、この場合でも動かすことができなくなります。

 

「重量ギリギリまで積めばいい!」というわけでもなく、戦車のHP(表記は『SP』)は

『積載量』-『パーツの総重量』=『戦車の”最大”HP』という式で計算されるため、

基本は「エンジンはより強く、装備はSPとの釣り合いを見て換装」という形になります。

それと、主人公たちの戦車は受けるダメージが20%まで減少するという特徴があります。

 

『現在HP』は『装甲タイル』が車体に貼られている総量のことです。

タイルは1枚につき『0.01トンの重さ』が存在し、何らかのアクシデントで

積載量以上に貼られてしまう場合があります。(任意で剥がして軽くすることは可能)

戦闘で消費したSPや弾薬は、町にある『満タンサービス』で回復することができ、

SPだけならば戦車用のアイテムである『タイルパック』シリーズでも回復できます。

 

まあ、「SPなんかいらねえ!」と言ってバカみたいに重くした大砲を積みまくるという

プレイングも可能ではありますが。これこそまさにロマン砲。

 

入口の人に戦車を見せびらかしに行くと、予想通りのリアクションを取ってくれます。

これで勘当息子のはんたも、いっちょまえの駆け出しハンターになることができました。

オンボロ戦車と共に進むはんたの行く末や如何に……。

 

・続き⇩

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・前回⇩

https://kimagure-azuma.jp/retro-mmr-1/

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