世界樹の迷宮ⅢHDRプレイ日記:星紡ぐ冒険手記・章ノ38

ゲーム

・前回のあらすじ

第3階層へと足を踏み入れたアステリア。

過酷な環境に苦戦するも、無事磁軸を発見し帰還するのであった。

・前回⇩

https://kimagure-azuma.jp/play-sq3r-37/

 


第3階層のネタバレが含まれます


 

 

「新しく買えるようになったこの服、耐火性があるようですね」

「耐火性か……。高熱にも有効なのかな」

「防御性も悪くなさそうね。これは後列のみんなに良さそう」

テュール様たちは服を使わないんですか?

「姉上は重装兵なので当然として、わたくし自身も前線で

       指揮を執っていますからね」

 

「おっと、回復薬のマドラも買えるようになったか」

「他のギルドから聞いたんだけど、このアーモロードでは

       ソーマを売っていないんだってね」

「このマドラ自体も優秀ですが、ソーマはいざという時に

       有効なだけに惜しいですね……」

「まあ、無いものねだりをしても仕方ありませんよ。

       その分、”いざという時”が訪れぬように最善を尽くすのみです」

 

「ぬ、抜け道かと思ったら、こんな坂になってるなんて……!」

「怪我はありませんか!?」

びっくりしました

「あんまり長い坂じゃなくて助かったわね。でも、ここは登れなさそう」

「このまま北に行けば、あの扉がありますね。そっちに行きましょう」

 

「……? 足元のこの岩、断面が真新しいですね」

「ほんとだ。誰か採掘して割ったのかな」

な、何の音でしょう……

「まさか襲撃!? 全員、警戒なさい!」

 

(落盤……!! 姫様とキルシェさんが!)

 

「危ない!!」

「きゃ!? い、岩……!?」

「お葉!あなたもこちらに!」

 

「お、お葉……!! 今助けます!」

「まだ落盤が続いている! 近づかないで!」

「お葉ちゃんが……!」

「そんな……、嘘でしょ!? こんなところで!!」

 

「か、間一髪……。みなさん、ご無事ですか!?」

「お葉! 怪我はない!?」

「はい、なんとか。姫様、ご無事で―――」

 

>シルヴィアはお葉を強く抱きしめる

「……ご心配をおかけしました」

>シルヴィアはお葉を抱きしめる力をさらに強める

「あ、あの……ぎ、ギブ……首が、背骨が折れ……」

「シグドリーヴァ、落ち着きなさい! お葉が本当に死んじゃうわよ!」

でも、すごく心配しました

「うん。……お葉、ありがとう。あたしたちは無事よ」

 

「お葉、その……、先ほどは取り乱しました」

「い、いえ。大丈夫です」

「やれやれ、ふたりとも無茶しがちなのは相変わらずね」

キルシェさん。あの先にいるの、アリさんですか?

「でっか……! 迷宮の虫って大きいのばっかなの!?」

 

「酒場の依頼にあったポモナの実というものを探しているのでは?」

「火山地帯に生息するアリというのは眉唾でしたが、本当に居るんですね」

おいしいなら食べてみたいなー

 

「動きが止まった? ここが目的地かしらね」

「下からは見えませんが、木に上れば果実が見つかるかもしれませんね」

「あのアリが消えたら、ゆっくり探しましょうか」

 

「ちっ……、悟られたか! 全員、戦闘態勢!」

 

ね、ねばねばする……!

「熱っ……! これは蟻酸!?」

「的確に足を狙ってくる……。複数体では危険ですね」

「アレが1匹しかいないはずはない。増援を呼ばれる前に始末するわよ!」

 

「お葉、そっちに行った!」

「はい! ……ここだ!奥義・飯綱!」

 

「ふふ、お葉はまた一段と腕を上げましたね」

「ボクはまだまだですよ」

あ。テュール様、あれじゃないですか?

「んーと、ああ、あれね。不思議な色合いをしてるわ」

「不思議な色っていうより、めっちゃ銀色なんだけど!?

       アレって、本当に食べれるの?」

「ここまで香りが漂ってきてますから、食用であるのは確かでしょう」

 

「さて。邪魔者もいなくなったところで、早速収穫ですね」

「相変わらず躊躇なく木登りしますね!?」

「……もうちょっと女の子らしくすればいいのに」

ひとつでもいいから食べてみたいなー

「結構な数があるので、ひとつと言わずにたくさんお食べなさいな」

「収穫者の特権よ。やったわね、プレール」

 

「……ん? あれは」

「姫様、どうしましたか?」

 

「向こうにも同じアリがいますね」

「んー、陽炎が……。あ、ほんとだ」

あっちも木の実を運んでるんでしょうか

「深追いはやめましょう。納品するにはこれで十分です」

 

「おや、あなたはいつぞやの吟遊詩人ではありませんか」

「『光輝の石窟』? あの迷宮、もう名前が付いたのね」

 

「貴方の場合、嘘みたいに聴こえる話し方をどうにかするべきだわ」

「テュール様……! 直球すぎます!」

 

「あんたから振った話でしょ? こんな顔されるくらい我慢なさい!」

そーだー

 

(……!)

「……あれ?」

「ほうほう、なるほど。少々興味がわきましたわ」

「先ほどは失礼しました。100年前の王はどんな方だったのですか?」

 

妹さんはお菓子作りが得意だったんでしょうか。 ……テュール様?

「……え? あ、そ、そうね。きっとそうだったのよ」

(……やっぱり、今の話は変だわ。これはいったい……)

 

「……今日の宿は静かなものです。廊下には誰もいません」

「あの吟遊詩人の話、ホントなのかしら?」

「伝聞を鵜呑みにはできませんが、仮説の手掛かりにはなるはずです」

「そうね。……少し、ここで情報を整理しましょう」

うち、ついていけるかな

「まず、先ほどの話からです。海都には”王がいなかった・・・・・・・わけではない・・・・・・

       ”大異変の前、100年前にはちゃんと存在していた・・・・”」

「その言い方だと、王家はその大異変で滅亡したということになるわ」

「……おかしいですよね。アーモロード王家は現存しているはずです。

       そうでなければ、……グートルーネ姫は何者なんですか」

「王家は存続しているという体裁のため、元老院が用意した傀儡。

       ……そう考えるには、不自然な点があるわね」

「元老院側からわざわざあたしたちに引き合わせたものね。

       しかも、親書と進物を送るように依頼したのも、直接姫からだわ」

「そうですね。王の、ではなく、”姫からの”親書を、です」

「……グートルーネ姫の目的は? 深都が過去に存在した海都ならば、

       自分の正体が明るみに出る危険が大きいはずなのでは?」

「わかりません。親書の詳細は深王から聞けませんでしたからね」

「あの姫は本物の王族じゃないの? かつての王には妹がいた、

       その妹が女王となって、今の海都の王家を作ったとか」

「大異変の時の生死が不明だから何とも言えないわ。

       それに、兄が優秀だから妹も、という根拠は存在しない」

「……このまま、元老院や深王に関わり続けて良いのでしょうか?」

「……誰よりも先に深都に到達した我々は、すでに関係が深すぎる。

       事態に流されぬように警戒することしかできません」

「そうか。……プレール、すっかり寝ちゃってるわね」

「まだまだ情報が足りないから、これでお開きにしましょう。

       ……念を押しておくけど、これらの話は決して他言しないように」

「はい、もちろんです」

 

>シルヴィアはそっと立ち上がり、窓から空を見上げる

(太陽は強く地表を照り付ける。光が強ければ、闇もまた……。

       我々はその闇の中で、一体何ができる?)

 

・続き⇩

https://kimagure-azuma.jp/play-sq3r-39/

・詳細なキャラ設定⇩

https://kimagure-azuma.jp/sq123r_chara/

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