レトロゲームをプレイ:クロノアヒーローズ・その29-1

クロノアヒーローズ

もう8月半ばで、お盆も過ぎちゃいましたね。

それなのに、まだまだ暑いままみたいなので、ほんとにうんざりしますね。

 

さて、また久々のクロノアヒーローズでござい。

ガンツステージの5-2の最終エリアで拾ったのはこれだけでした。

マメットドールはあったっけかな? まあ、また後でですね。

 

とりあえず武器屋に寄って、クロノアに『ツイスターソード』を買っておきましょうか。

今のクラッシュボールと比べると攻撃こそ2減りますが、その分だけ必殺のメモリが

多くなるため、トータルバランスはかなり良くなります。

それぞれのキャラで新しく修得した必殺技は、それぞれ独自の強みがありますし。

 

そんで、すっかり忘れていたマメットのところに行って、景品もゲット!

今回は『マイドゥのふくろ』というものをもらいました。

このアクセサリは能力補正が一切無い代わりに、地上でも水中ステージと同じように

夢のかけらとドリーが自動的に装備者のところに引き寄せられるようになります。

 

当然ですが、”装備しているキャラのみ”にこの効果が適用されるため、基本的な

使い方としてはクロノアの全体必殺で敵を撃破→これを装備しているキャラにチェンジ

という運用がいいでしょう。

 

それでは、次のステージに向かいましょうか。開幕はイベントシーンから。

無事に特訓(?)を終えたクロノアは、待ち合わせのロケット基地前までやってきました。

パンゴの姿を捜そうとすると、すぐに彼の姿が見えたようです。

 

 

クロノアが特訓で強くなったと話そうとすると、なんとここでガンツと思いがけず再会!!

ガンツの方も、ムゥンズの遺跡で別れたきりの二人とこんなところで出くわしたことに

驚いています。

 

パンゴは、ガンツがここに居る理由がジャンガを追っての事だろうかと言うと、

ガンツはすごい剣幕でジャンガについてパンゴを問い質そうとします。

 

その尋常ではない様子から、ガンツが訳ありであることを察したパンゴは、

クロノアがガンツと別れて以降の情報を共有することにしました。

 

それから少し時間が飛んで、ガンツに情報を共有した後からです。

パンゴはこれまでに得た情報から、ジャンガとジョーカーは何らかの計画ために

ロロを攫い、月で何かをしようとしていることと、つい先日に世界中に突如現れた

魔物、『幻獣』の騒ぎも二人の仕業なのではないかと話していますが……。

 

復讐に燃えるガンツは、仇敵のジャンガしか見えていない様子でした。

ガンツのあまりにも身勝手な物言いに、クロノアは突っかかっていきそうになります。

 

しかしそんなガンツの態度を、パンゴはむしろ肯定しました。

そして、自身とクロノアの、この旅の目的を、改めて口に出して確認していきます。

 

そのうえでパンゴは、ガンツに提案します。

目指すところは一緒、ならばその間は一緒に戦わないか———と。

 

その言葉を聴いたガンツは、神妙な面持ちで逡巡します。

ムゥンズの遺跡でクロノアと手酷い別れ方をした後も、ガンツの方にも

何かしら思うところがあったのでしょうか?

 

そんなガンツの様子を見ていたクロノアは———

 

 

 

 

 

文字通りガンツの背中を押しながら、先へ進もうとしました。

 

当然、結論を出せていないままのガンツは、クロノアに反論しようとします。

その言葉を遮り、クロノアはガンツとの旅立ちの時の『約束』どおり、ガンツの目的の

ジャンガとの決着をつけることを手伝うと力強く言い出します。

そして、その代わりにロロとパンゴの子供を助けてほしい、とも。

 

喧嘩別れした相手にも、変わらずまっすぐなままのクロノアの言動に、

ガンツの心は揺らいでいます。

そんな揺れ動くガンツに手を差し伸べ、一緒に行こうと言うクロノア。

そして、自信満々に自身の持論を語り始めます。

 

 

 

 

 

 

そんなクロノアの言葉を聴いたガンツは、先ほどとは打って変わって、

どこか呆れたような顔をしながら何を言っているんだと言葉を返しました。

 

それもそのはず。負けたら勝てない、敗北が決定した時点で勝利を得ることは

できるはずもありません。

 

ガンツのそんな事は当たり前だろうという冷静なツッコミで、クロノアは

自信満々に言い放った自身の言葉の矛盾にようやく気が付いた様子です。

クロノアのそんな様子を見たガンツは———

 

 

 

 

 

その場に居合わせたパンゴと共に大爆笑!!

そして、ジャグケトルでのやり取りと同じようにクロノアを皮肉ります。

 

笑いが収まってきたころ、ガンツはクロノアの言葉を否定するのではなく、

「気に入った」と言ってその言葉通りに行こうと提案しだしました。

 

そんなガンツの言葉を聞いて、またからかわれているのではないかと思うクロノア。

しかしここで、二人のやり取りを静観していたパンゴがクロノアに話しかけます。

 

そして、自分のヒーローメダルを見てみろ、と。

パンゴに言われるままにヒーローメダルを取り出すクロノア。

その手の中にあったのは———

 

 

 

鈍い光のブランクメダルではなく、

紅く輝くヒーローメダル『ブロンズメダル』でした。

 

 

クロノアの『ヒーロー』としての素質がメダルを輝かせたことを見たパンゴは、

先ほどのクロノアの「負けちゃあ勝てない」という言葉が、真理を突いていた

ものだったのかもしれないと言い、納得した様子です。

 

そしてガンツは、行くぞと言ってロケット基地の方へと駆けだしました。

それを見て、慌ててクロノアとパンゴもガンツの後を追っていきます。

 

「負けちゃあ勝てない」。

クロノアが考える『敗北』とは、”挫け、諦めてしまうこと”なのではないでしょうか。

かつてクロノアとパンゴはジョーカーに、ガンツはジャンガに、圧倒的な実力差を

見せつけられ、敗北していました。

 

しかし、その時に彼らは、経験したことがない絶望に挫けるでも諦めるでもなく、

それを”乗り越える”ために立ち上がり、再び前に進もうとしました。

 

だからこそ、あの皮肉屋のガンツも、クロノアよりもはるかに年上のパンゴも、

クロノアの馬鹿正直でまっすぐな、この言葉に納得したのかもしれません。

 

天空寺院でおおみこが投げかけた『ヒーローとはどのようなものか』という問い。

クロノアは自身の『答え』に気が付かないまま、物語はまだまだ続いていきます。

 

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https://kimagure-azuma.jp/klohero-36/

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