レトロゲームをプレイ:MOTHER1・その4

MOTHER1

天気が悪いのに蒸し暑い日が続くみたいなので、皆さんもどうか体調にお気をつけて。

 

さて、前回は動物園の事件を解決して、『うたうさる』のメロディーを手に入れたところでした。

しかし、次の目標が定まらないので、動物園の東まで足を延ばしてみることにします。

 

この辺りから本格的に状態異常を使ってくる敵も出始めるので、油断できません。

ところで、この敵は最序盤に出てくる『むかで』の上位種の『バイオむかで』という

モンスターですが、毒むかでという名前ではないのが不穏ですね。

いかにも生体兵器のような名前です。

 

道なりに進んでいくと警察官が道路封鎖をしていますが、動物園の事件が解決したので

「戒厳令が解かれた」と言って通してくれます。

警察官の言う『あまりに変な岩』とは何でしょうか。ニンテンは先に進むことにします。

 

もう一人に話しかけると、ニンテンの事は町で評判になっているようです。

そりゃあ、ゾンビが蔓延る墓場や動物が暴れまくる動物園にたった一人で挑んで事件を

解決していますからね。有名にもなるでしょう。

……ますますあの町長、再選できなくなりそうね。

 

地図を見ると、山の洞窟はここから東南東の方向にあるみたいですね。

早速向かいましょう。

 

山もだいぶ深くなってきたところで、ようやく洞窟を見つけることができました。

『あまりにも変な岩』はこの中でしょうか。

 

洞窟の中には、たしかに『奇妙な岩』がありました。

調べていると、ニンテンの心に何かが問い掛けているような感覚がします。

 

奇妙な岩はニンテンにこう問い掛けていたようです。

『神の尻尾はどこにある。』

……これは曾祖父ジョージの日記に書かれていた、あの言葉の一部です。

この奇妙な岩が、ジョージの研究だったのでしょうか?

 

ニンテンは『そうそふのにっき』を家に置いていたことを思い出し、取りに行きました。

そして、奇妙な岩の『あいことば』の続きを読み上げます。

すると……!!

 

 

 

・・・・・・ニンテンは、まるで夢を見ているような気分でした。

 

 

 

つい先ほどまでは暗い洞窟の中にいたはずなのに、まるで雲の上のような奇妙な世界の町に

迷い込んでしまったのですから。

 

しかし、この町の空気は、驚くほどに穏やかで優しい雰囲気で覆われています。

ニンテンは、町の人から情報を集めることにしました。

 

住人たちは誰も彼も、まるで童話の中の人物のような不思議な格好をしています。

そして不思議なことに、異邦者であるニンテンを警戒する者は誰一人としていません。

 

ある家には、『不思議な荷物預かり人』を自称する女の子が。

とりあえず荷物を預けると、ニンテンの家まで送ってくれるとのことでした。

やはり、ここは現実の世界に存在している場所なのでしょうか?

 

住人たちはニンテンを優しく迎えてくれますが、町の外には『魔物』が存在しているようです。

こんなにも穏やかな世界でも、戦いは避けられないようですね。

 

町の東側の家で、楽器の職人らしき人が『オカリナ』を譲ってくれると言います。

ここは素直に頷いて、もらっておきましょう。

これを使えば、心細い時に少しだけ勇気が出るかもしれません。

 

この町の出入り口付近にはお店があります。

話を聞くと、この3つの店の主人はニンテンと同じく『あっちの世界』から迷い込んできた

人物であるようです。

 

この店の売り物はそれぞれこんな感じ。⇩ (『マジックハーブ(HP30回復)』は共通)

左側

  • やすらぎのコイン:体用装備 ディフェンス極小アップ
  • まもりのコイン:体用装備 ディフェンス中アップ
  • まふうじのコイン:体用装備 ディフェンス大アップ

中央

  • ようせいのうでわ:腕用装備 ディフェンス小アップ
  • てんしのうでわ:腕用装備 ディフェンス中アップ
  • めがみのうでわ:腕用装備 ディフェンス特大アップ

右側

  • しずくのペンダント:アクセサリー 『PKファイアー』(炎攻撃)を防ぐ
  • ほのおのペンダント:アクセサリー 『PKフリーズ』を防ぐ
  • だいちのペンダント:アクセサリー 『PKサンダー』を防ぐ

というラインナップで、いわゆる『防具屋』です。

防具屋はこの町にしか存在しないので、仲間が増えたら必ず買いに来ましょう。

 

ただし、この世界には『通貨』という概念が存在しません。(売却も不可)

つまり、『キャッシュディスペンサー』も存在しないということなので、前もって

お金を引き出しておかなければ買い物することができません。

お金を持たずに来てしまった場合は、苦戦を覚悟しましょう。

 

この世界の名前は『マジカントの国』といいます。

そして、この女の子は「この国が消えて無くなってしまう夢を見た」と言っています。

”こんなにも穏やか世界が消えてしまうような出来事”が起こるというのでしょうか?

しかし、今はこの言葉を忘れてしまってもいいでしょう。

 

この世界に出てくる敵は、異様に厄介な相手が全体の半数近くいます。

”倒すと”カウンターで致命的なダメージを与えてくる『ダイウッドー』『スカイベアル』、

耐久力が高い上に『にじりよる』で攻撃力が跳ね上がる『マジカスネイル』、増援を

ガンガン呼んでくる上に数ターン行動不能の『あやしいこと』をする『ウッドー』など、

厄介すぎる敵が本当に多いです。

 

お金を持たずに『マジカント』に来てしまったので、装備が無くて簡単にやられます。

もしもそういう状態になってしまった場合は、戦えそうな相手と戦って地道にレベルを上げていく

必要があります。

どうせこの世界ではお金を使うことができないので、何度でも倒れて立ち上がりましょう。

なんとか倒せさえすれば、経験値は結構もらえますので。

 

このマジカントには無料で回復してくれる民家が複数存在します。

この女の子は、ニンテンの大好物を作ってもてなしてくれます。

これからきっと、何度もお世話になる場所なので、まさか真心を込めて作ってくれたものを

「おいしくない」なんて、言えませんよね?

 

町の北西には、『クイーンマリー』という女王の住まうお城があります。

しかし、この門番は「なぞなぞを解けたら通してやる」と言いますが、一向になぞなぞを

出すそぶりを見せません。

こんな時は、ちょっとずるいけど『あのPSI』の出番でしょう。

 

門番のなぞなぞを解いて、無事にお城に入れました。

城の中には女王の従者たちが居て、その内の1人はこんな情報をくれました。

 

……どうも、女王は悪夢にうなされていて、記憶から抜け落ちてしまった『”何か”』を

必至に思い出そうとして苦しんでいるそうです。

 

謁見の間では、女王『クイーンマリー』が出迎えてくれました。

不思議なことに、一度も会ったことのないはずの主人公を「ようこそニンテン」と呼びました。

「この国ではニンテンが望むものを、いくらでも手に入れることができる」という言葉を受け、

ニンテンは思わず「女王の歌を聴きたい」と口にしました。

 

……しかし、女王は『あの”歌”』を思い出せないのだと言います。

そして、それを歌い終わったとき、”この国に何かが起こる”のだ、ということも。

 

女王の従者は、ニンテンに『めのうのつりばり』があれば、いつでもマジカントに

帰って来ることができると教えてくれます。

そして、どんなに苦しくとも、ニンテンが好きなみんなが迎えてくれるということも。

 

お城の宝物庫らしき場所には、たくさんの『プレゼントボックス』が合計13個も。

しかし、どう欲張ってもグッズは8個までしか持てませんので、仲間が増えてから

もらっていく方がいいでしょう。

 

最後の部屋では、6つの内1つだけ持っていくことができます。

なので、この『プレゼントボックス』からは『ブーメラン』を失敬します。

 

この『ブーメラン』は、仲間全員が装備できる武器です。

そして、これさえ装備すれば最終盤まで武器を変更する必要もなくなります。

現実世界のデパートでも売っていますが、今の時点で入手できるのは本当にありがたいです。

クイーンマリーに感謝して、再びマジカントの探索に向かいましょう。

 

町のすぐ西の森には、『うたわないサル』が。間違えないでね。

質問があるかどうかはさておき、テキト~に返事してみましょう。

 

 

……これは何気なく重要情報なのではないでしょうか?

見たことも無い世界で出会った、一度も会ったことの無い女王と、今まで現実の世界で

普通に暮らしていた、ただの少年のニンテンは”顔が似ている”と言っています。

これはどういうことなのでしょうか?

今は、確定するには情報が足りません。冒険を続けましょう。

 

森の中の一軒家では、『ギター弾きの哲学者』と思われる人物が。

「ギターの音が邪魔で哲学できない」と言ってしまうような、うっかり屋みたいです。

彼が言うには、ニンテンが強くなったら『メモを取ってほしいほど大事なこと』を教えて

くれるそうです。

 

お城の北西あたりには、『クイーンマリーのいずみ』という場所があります。

この泉を調べると体力が全回復し、そこらに生えている『あかいくさ』を使うと、この

マジカントで唯一の回復アイテム『マジックハーブ』が入手できます。

 

従者の情報だと、町の東にはたくさんの穴があって、その一つから『別の世界の音』

聞こえてくるそうです。さっそく行ってみましょうか。

 

ここが、別世界の音が聞こえるという穴のようです。

数は多いですが、しらみつぶしに覗いていけば、入れそうな穴があるはずです。

内部はちょっと複雑なダンジョンになっているので、ルートはしっかり覚えておきましょう。

どうせ何度も通ることになるのですから……。

 

ダンジョンのプレゼントボックスには、『サイパワーストーン(PP回復・たまに壊れる)』、

『アシガルソード(テディの2番目に強い武器)』があります。

最初はアイテムのために潜って、預かり人に預けておいた方がスムーズです。

往復していれば、レベルもそれなりに上がってくるはずです。

 

梯子のダンジョンを抜けると、今度は『地下大河』という迷路に出ます。

そこにある穴の場所にいるのは、中ボス『ちかたいがのぬし』。

倒すかどうかはあくまでも任意という立ち位置ですが、倒しておいた方がいいボスです。

 

初戦では敵わなかったので、レベルを上げたらギリギリ行けました。

HPが100以上になったとはいえ、連続攻撃で毎ターン30前後のダメージは痛いです。

 

『ちかたいがのぬし』を無事撃退できると、いつの間にか小部屋に居ます。

そして、ここでついに『めのうのつりばり』をゲット!

これを使うと、”バトル中以外なら”いつでもマジカントに戻ることができます。

……ついでなので、一旦マジカントの町に戻りましょう。

 

このマジカントの最北端には『フライングマン』という存在の家があります。

彼らに話しかけることで一人ずつ付いてきて、共に戦ってくれます。

レベルを上げようとして何度も何度もやられてしまったので、あまり気は進みませんが

結局力を貸してもらうことにしました。

 

正式な仲間という扱いではないため、ステータス欄には表示されませんが、HPなどの

ステータスはちゃんと設定されていて、敵からターゲットもされます。

そして、ニンテンや仲間よりも優先して狙われるという特徴があります。

 

フライングマンはHPを回復する術を持ちません。

そして、仲間の欄に居ないのでニンテンのPSIで回復してあげることもできません。

ただ最期の一瞬までニンテンを庇いながら戦い、”死んで”いきます。

 

マジカントの町に戻れる『めのうのつりばり』を得たので、彼の墓参りに来ました。

彼らがなぜ、死ぬまで”主人公たちのためだけ”に戦うのか、この墓を見てどう思うか、

その意味を噛み締めながら、再び歩き出しましょう。

 

マジカントの出口らしき場所には、『忘れられた男』を自称する人物が。

誰へとも知れぬ言葉を言いますが、恐れず何度も話してみましょう。

 

うまく受け答えができれば、いつの間にか『忘れられた男』は姿を消します。

彼は何者だったのか?どんなことがあって『忘れられた』と自分を形容していたのか?

……その答えは、はっきりとは用意されていません。

しかし、彼の言葉は決して他人事とは言い切れないだろうという事は確かです。

今はまだ、わからなくてもいいかもしれません。

 

ニンテンは意を決して、彼が立ちふさがっていた扉に入ります。

 

 

気が付くと、ニンテンは再び洞窟の中に居ました。しかし、どうも違和感がぬぐえません。

この前とは洞窟の形が違うからです。ニンテンは、とりあえず外に出ることにしました。

 

外に出ると、マザーズデイの近くには無い工場らしき建物が見えました。

地図を見ると、なんとここは『サンクスギビング』の南であることがわかります。

『マジカントの国』とはどういう場所だったのか?なぜ、ここに飛ばされたのか?

 

疑問は尽きませんが、今のニンテンに必要なのは、疲れた心と体を休めるベッドと、

ニンテンと道を同じくする『仲間』です。

ニンテンは、地図を閉じて『サンクスギビング』への道を歩き出しました。

 

・続き⇩

https://kimagure-azuma.jp/retro-mother1-7/

・前回⇩

https://kimagure-azuma.jp/retro-mother1-5/

 

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