新しい元号『令和』が発表されましたね。
生きてるうちに時代の節目を迎えるというのに、なんとな~く実感が
湧きませんね。
まあ、実感があったからと言って、このブログが変わるということは
特に無いのでありますが。
さて、世間話もほどほどに、久しぶりのゼノブレイド2の考察です。
もう言うまでもないと思われますが、盛大にネタバレしていきますので、
ここから初めて閲覧するという方はご注意ください。
それでは本題です。
イーラ編が発表され、アデルとヒカリはイーラの時代に
どのような生き方をしていたのかが初めて描写されました。
しかし、本編とイーラ編の両方で、あまり詳しく描写されていないものが
まだあります。
それは『アデルとホムラがどの程度の期間一緒だったのか』です。
今回は、この要素を考察していきます。
イーラでメツとの決着がつき、癒えがたい傷を心に負ったヒカリは、
シンやラウラたちと別れ、ホムラとしてアデルと共に去っていきます。
この時のアデルは、「第三の剣を封印する」という会話をしていました。
そうすると、イーラ編終了後のアデルの大体の行動は
- エルピス霊洞に向かい、『第三の剣』を封印する
- 『ホムラ』を古代船に封印する(場所の詳細不明)
- じっちゃんに村の守りを任せ、消息不明になる
・・・・・・というようになります。
(場合によっては2と3が逆になるかもしれないが、イベントの描写を
素直に受け止めるとこのようになるはず。)
ここで考えるべきことは、『リベラリタスの村はいつできたのか』です。
本編のじっちゃんの証言で、イヤサキ村はアデルが作った村ということが
わかります。これはつまり、今のイヤサキ村のある地に、少なくとも
500年前までは村は存在していなかったということです。
アデルが”かつて隠遁していた”場所に”後から”村ができたのならば、
『アデルが作った』などというセリフになるはずがないので、
アデルについてきていた人々と共に村を作ったと考える方が自然でしょう。
(アデルはイーラ編終了後に「民のところには戻らなかった」と
ホムラが証言しているので、生存したイーラの民はルクスリアを興し、
アデルが率いた解放軍はインヴィディアに帰還し、のちに
『フレースヴェルグ傭兵団』となったのではないか。)
当然、アデルとホムラが住んでいるだけでは『村』と呼べない規模で
あるため、人を連れてきて住まわせることが必要になります。
(現実での『村』の定義は特に定まっていないが、少なくとも人が定住し、
その地域での生活基盤を築けるだけの人口が必要であるはず)
そして、500年の間も人が住み続けたという事実があるので、少なくとも
本編のイヤサキ村と同程度には人口があったと推測できます。
その『村を作るだけの人材』をどこから連れてきたのか?
アデルはカリスマのある人物です。これが答えになるでしょう。
ミルトを始めとして、彼に救われ、彼とともに生きることを望んだ
人々は決して少なくは無いはずです。
この点を考慮すると、アデルが辿った軌跡としては、
- エルピス霊洞に向かい、『第三の剣』を封印する
- ”正体を隠して”各地を放浪し、困っている人々を救済する
- リベラリタスに戻り、アデルを慕う者たちと村を興す
- ホムラを封印する
- じっちゃんに村を任せ、消息不明になる
・・・・・・と考えるのが自然でしょう。
『正体を隠して~~』の部分は、本編中では常にローブを纏い、
顔がほとんどわからない状態だった点から予想しました。
(キャンプで焚火を囲むシーンなどでもローブ姿だったのは、
キャラの姿を纏めることを優先したためか)
また、『アデル”は”正体を隠して人々を救っていた』ということを
裏付ける要素があるブレイドが存在します。
それはこの子です。
名前は『ヒバナ』。
ホムラを『先輩』と呼び、慕うブレイドです。
何らかの理由で彼女のドライバー(になる予定)の人物は窮地にあり、
そこをアデルとホムラが救ったのでしょう。
そして、そのドライバーとなる人物は2人を慕い、のちに何らかの理由で
コアクリスタルと同調を行い、ヒバナが生まれたと予想します。
そうなると、少なくともアデルとホムラの両方を慕うのが自然ですが、
ヒバナは『ホムラだけを慕っている』ことから、その人物を救ったのは
ホムラ自身であり、その直後にアデルと合流したと考えられます。
ホムラが単独で救出した理由はさすがに不明ですが、おそらく
『死亡したミルトにそっくりな人物だったから』と
思われます。それならば、”ヒカリの記憶”を共有するホムラが
真っ先に駆け付けたということは自然と予想できます。
ブレイドはコアに戻ると記憶を失うという設定がありますが、
それでもなおヒバナはホムラのことを覚えていたので、ヒバナは根本的に
ホムラに依存したブレイドと思われます。
そう考えると、ヒバナのドライバーは心の底からホムラを慕っていたと
わかります。
また、ラウラとカスミのように、ドライバーの特徴がブレイドに現れる
場合があることと、ヒバナがアデルについて言及しない理由を考えると、
アデルが意図的に印象に残らないようにしていた(=正体を隠していた)
ということは自然と導き出せます。
もちろん、その人物はアデルとの交流も少なくはなかったはずですが、
記録が無い限り過去の人物の言動を知ることはできず、また、ブレイドは
『根本的な性質と知識』以外はコアに戻った時点でほぼリセットされて
しまうので、アデルについては忘れてしまった状態なのでしょう。
とりあえず、ヒバナのドライバー(予定の人物)の軌跡は
- 何らかの理由で窮地に陥る
- ホムラが駆け付け、救出される
- アデルたちと共に旅をする
- アデルと共に村を興す
- アデルとホムラと別れる
- ”まっさらな”コアクリスタルでヒバナのドライバーになる
- アデルとホムラがいた村で一生を終える
- 本編でレックスにヒバナのコアクリスタルが届けられる
・・・・・・と、こんなところでしょう。
(同調した時期をホムラと別れた”後”としたのは、イベントでホムラが
ヒバナと過ごした時の事などに、ほとんど言及していないため。
また、ヒカリの性格をヒバナがよく知らなかったことから推測。)
アデルが放浪した期間は不明ですが、徒歩で各地を巡りながら人助けを
していたのなら、最低でも2~3年は経過したと思われます。
(ゲーム上では一つの地域は数日で回れ、クエストもかなり短い時間で
クリアできるが、システム上は仕方がないこと)
数年の放浪(と仮定して)の末に、アデルはリベラリタスに戻り、
自身を慕う者と共に村を興します。
(じっちゃんの「この地に流れ着いた——」という言葉はこのことと思われる)
当然、一から土地の開墾を行う必要があるので、いかにブレイドの力を
借りながらであっても、一朝一夕で村を作るなんてことはできません。
やはり、ここでも長い年月が経ったと考えます。
無理矢理仮定するならば、3~5年ほどでしょうか?
(土壌を作物造りに適した土にしたり、家を建てるための地ならし、
畑を作るための水道の確保など、やるべきことがかなり多い)
アデルが去ったのは、作物や織物などの村の産業が安定した状態になった後と
思われるので、やはりここで3~5年程度は経過した状態と仮定します。
また、本編でイヤサキ村がレックスの故郷であることを知ったホムラは
一瞬なにかを思っていた様子があったため、村がある程度発展するまでは
ホムラもアデルと共にいたのではないかと思われます。
そうなると、ホムラがアデルと過ごした期間は、
最低8年、長ければ10数年ほどと思われます。
しかし、どれも仮定の数字なので、決して根拠とはなりえませんが、
イーラ編でのアデルの一人称は『僕』であり、本編では『私』となっている
ことから、少なくともホムラのイヤリングに映像を残す時には
それなりに年月が経っていたと推測できます。
(イーラ編のアデルは成熟しているものの若さが見える話し方で、
本編ではかなり落ち着いた話し方になっているため)
それと、少々脇道に逸れた話とは思いますが、ホムラを封印する時に、
『それを提案したのはどちらだったのか』も考察します。
これは以下の2つのパターンが想像できます。
パターン1:アデルがヒカリの『未来視』で見た少年(レックス)に
希望を託すためにホムラを封印した
パターン2:ホムラが少年(レックス)をヒカリの願望(自身の消滅)を叶える
存在と捉え、彼と出会う時まで眠りにつくことにした
どちらにしろ、『未来の少年』に何らかの望みを託していることが
わかります。
しかし、イーラ編のエンディングで、ホムラを封印した古代船を沈めるシーンで
アデルが悲しげな表情でそれを見届けたことを考えると、
パターン2の可能性が強いと思われます。
ただし、この表情についてはヒカリの力を受け入れることができず、
深い傷を残したまま別れることになってしまった無念と捉えることも
できるので、結局は両方のパターンである可能性も考えられます。
イーラ編をプレイすることで大まかな謎はわかりましたが、
やはりこの部分はどうだったのか気になってきたので、
新しい考察をしてみました。
まさか、DLCのヒバナちゃんにまで考察要素があるなんて、
どれだけ詰め込まれたゲームなんだ・・・・・・。
\ヒバナチャンカワイイヤッター!/
本文中でやると興ざめかと思いまして、ここでやらせていただきました。
なんとな~く、自分はこのゲームだと控えめのキャラが好みなのかな、
と思いました。どこが、とは言いませんが。
それはさておき、記事『ゼノブレイド2の考察:ホムラとヒカリ』の
累計閲覧数が130を越していました。(2019/4/2 時点)
私と同じように、ゼノブレイド2が好きだという方が多くて嬉しいです。
本当に、本当にありがとうございます。
初期の記事ともあり、文章が読みづらかったかもしれませんが、
・・・・・・ゴメンね。(ノД`)・゜・。
またいつか考察をするかもしれませんが、それはまたその時で。
それでは。
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