28日のゲームの販売予定を見てみると、妙にその日に発売する作品が多いみたいですね。
タイトルを見るだけでも、本当にメーカーの数だけ『ゲーム』というものがあるものだと
思ってきます。
さて、前回は霧の深い街の『会員制クラブ』に入るための証である『コブラのカギ』を
存在意義不明のダンジョンに取りに行って、クラブの名を冠した『賭博場』に
入ったところでしたね。
客に話を聞いていると、「あいつとは勝負したくない」というほどの人物がいる様子。
『賭博場』……、『ギャンブラー』……。
なんだ?すっごく不安な気分になってくるぞ……。
我われは…この男に見覚えがある…
この目の横のタトゥーを知っている
エジプトから霧の町に降り立った この男を!
ええ、予想はしていましたとも。ええ。
原作の『ジャスティス』のエピソードに全く登場しない『賭博場』というワードを
見てしまった時点でね。
でもねえ、出すにしてもなぜこのタイミングなんだと言わざるを得ませんね。
コブラチームめ……、『バトル漫画』というジャンルに革命を起こしたあのエピソードを
こんな扱いにしやがって……!!
というわけで、バービーくんと『ポーカー』勝負……ではなく、数字がより高い
カードを引いたら勝ちという、なんともしょっぱいゲーム。
しかも、なぜかわかりませんが「負けたら精神力(MP)をもらう」とぬかしました。
……? なぜ「『魂』をもらう」じゃないんだ?
精神的に屈服させたら魂を抜き出す能力のスタンド使いだったはずなんだが。
原作通り、オービーくんと最初に戦うのはポルナレフ。
原作のエピソードでは離脱中だった花京院もいますが、どうなることやら。
さて、結果は……。
知ってた。
しかし、奪うにしても1だけ残すとは、このゲームのハービーくんは紳士的ですね。
(戦闘不能の仕様上、フィールドではHP・MPを1以下にできないだけ)
そして、ここで一つ確定したことがありますね。
そう、このゲームのダービーはスタンド使いではないということですね。
スタンド使いだったらMPを奪った時にスタンドビジョンの演出があるはずですし。
しかも、パーティ離脱の描写もありませんからね。
(原作だと、魂を奪ってチップにするときスタンドビジョンが発現。魂を抜かれると仮死)
ただし、この事実を踏まえるとスタンド使いでもない一般人のくせに精神力を
奪える能力があるという意味不明な矛盾が生じてしまっているのですが。
中途半端な改悪するからこんなことになるんだ!
やはりというか、全員参加のバトルという扱いなのせいか、原作ではゲームを辞退した
アヴドゥルもこのトランプ勝負に参戦。
展開はともかく、ちゃんと原作での性格を再現しているセリフという点もですが、
それ以上にあまりにも初歩的すぎる誤字の方に驚きました。
なんでこんななんでもない短い文章で誤字ってしまうのか。しかもストーリーイベントで。
ポルナレフからジョセフまでの全員がやられ、残るは承太郎ひとり。
仲間は全滅し、もはや後がない大一番!
そして、原作のような熱いブラフ合戦が……!!
このゲームで起こるはずなんかもなく、ごくフツーに承太郎が勝利。
「バレなきゃあイカサマじゃあねえんだぜ……………」というような展開もなにもなく、
ただお互いにカードを捲っただけ。
最後だからっていう演出もなにも無く、今までと全く同じで変わっていませんでした。
そしてダービーくんは過呼吸を起こして哀れ精神崩壊……なんてこともなく、
普通に探索の手がかりになる情報を教えてくれる始末。
やはりただの一般人という立ち位置に改悪されていたか……。
それだけなら万歩譲って受け入れるとしても、なぜ『DIOの情報』を探している
ということをダービーが嗅ぎ付けたのか、という根本的な疑問が解決していません。
おまけに、『霧の町のはずれ』は呼び込みが塞いでいた順路の先だから、
言われなくともそっちに行くことはすでにわかっているという……。
あんな『武装ポーカー』にも匹敵する神懸かった名バトルを……!!
よくも!ジョジョのファンに向かって…
このきたならしい阿呆がァーーッ!!
しかし、パーティ5人のうち4人がMP1(戦闘不能寸前)になってしまうというのは
割ととんでもないアクシデント。
ここはいったん事務所に戻って回復するしかないか……。
この茶番必要だったか?
あの名バトルをこんな扱いするくらいなら、いっそのことカットしてくれればいいものを!
家出少女とネーナのときみてーによォッ!
なんだか、前回も今回もツッコミばかりでほとんど進んでいない……。
この調子だと、完結にどれだけかかるというんだ。
・続き⇩
https://kimagure-azuma.jp/retro-cobrajojo-14/
・前回⇩
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