世界樹の迷宮ⅢHDRプレイ日記:星紡ぐ冒険手記・章ノ65

ゲーム

・前回のあらすじ

ついに白亜の森の最深部へ辿り着いたアステリア。

起こりうる最悪の事態を想定し、帰還するのであった。

・前回⇩

https://kimagure-azuma.jp/play-sq3r-64/

 


ラスボス戦のネタバレにつき閲覧注意


 

「……」

「……? なんか街の人たち、ざわつきながらこっち見てる」

「さっきも、他のギルドの方たちに「討ち入りにでも行くつもりか」と

       次々聞かれましたが……」

「……わたしたちは少し気を張り過ぎていたようね。

       たぶん、殺気が漏れているのかも」

「そういう点では、まだ我々も未熟ですね。少し冷静になりましょう」

しんこきゅう……

「占い、どうしよう。カードを引くの……ちょっと、怖いの」

「ならば、私に引かせてください。まずは、これから起こることを。

       ……大丈夫、きっと悪い結果にはならないはずです」

 

>キルシェはカードをよく切り、シルヴィアはそれから1枚を引く

「『JUDGEMENT』の逆位置か。次は、その先にある未来を」

 

>シルヴィアはもう1枚カードを引く

「次は、『FOOL』の正位置……」

 

>シルヴィアは、続けてもう1枚引く

「結果は―――『STAR』の正位置。なるほど」

「……いったい、何が起こるというのでしょう」

「『JUDGEMENT』の逆位置は『報われない』『結果が出ない』。

       たぶん、これまでのあたしたちの努力は、……無駄になるってこと」

そんな……

「しかし、『FOOL』。”未来はまだわからない・・・・・”。

       そして、結果の『STAR』。これは―――」

「これは?」

>シルヴィアは軽く微笑む

「”希望を持ってよい”、ということのようです。

       なので、信じましょう。我々が歩んでいく、この『道』の先を」

「そうね。もうここで後ろを向くわけにはいかない。進みましょう」

 

「皆さん、最後の確認です。もしも深王たちと殺し合いになるとして、

       あなた達にはそれでも―――戦い抜くという覚悟はありますか?」

 

>仲間たちはそれぞれの顔に決意の色を浮かべてシルヴィアを見つめている

「……ふふ。今更、愚問だったようですね。―――さあ、扉を開きましょう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんて素敵な場所……」

きれいですね

「背後に気配は無い、か。深王たちは、まだここに到達していないようね。

       まず向こうに見える建物に向かいましょう」

 

「あ、あなたは!? なぜここに……!」

「……フローディア殿、これはどういうことです? グートルーネ王女は何処へ?」

 

 

「なんと勝手な真似を……。それほど、我々は信用し難いのですか」

「いえ、姉上。結果論ではありますが、―――彼女の行いは正しかったようです」

 

>シルヴィアとユーンは眼差し鋭くそれぞれの得物に手を掛ける

「―――!!」

「?」

「……シギー、それってどういう―――」

 

「!!?」

「……お久しぶりですわね」

「ご機嫌麗しゅう。―――深王、オランピア」

 

「っ……!」

(……あの様子では、姫様の説得を聴き入れたわけではないな。

       全霊をもって―――皆の力にならなくては)

 

「……いいえ、我々は百も承知しておりますわ。

       ―――フカビトなど、人間にとって畏れるに足りぬ存在であるということは」

(……おかしい、なぜ背後に居たのに全く気配を読めなかった?)

(……!? 深王の破れた服の下、あれってまさか!?)

 

「……! これまで表情を崩さなかった深王様が、あんなに鬼気迫る表情を!?」

「……世界樹に”呪われている・・・・・・”、か。

       なるほど、彼女がそう評するのも無理からぬことか」

 

「……違う!! 彼女は……あんたに会いたい一心でそうなったの!

       フカビトの体になったって―――心だけは偽者なんかじゃない!!」

「生憎ですが、茶会に誘うのにその殺気は相応しくないと思われます。

       ……深王、我々が争う理由など、この毛先ほどもありません」

「その通り。我々の最終目標は、とうの昔に一致している。

       『魔』を討ち、人類に救済を齎す。我々もまた、貴方様の同志なのです」

 

 

「おばあさんが危ない……!」

「で、でもどうすれば……!」

 

「……深王。彼女の言葉を受け、感じませんか? 貴方に再会する。

       その為だけに、この百年を生き続けた―――彼女たちの苦しみを、その想いを」

 

 

>その様子を見て、アステリア一同は驚愕の表情を浮かべる

 

「深王……!! もはや貴方は世界樹の傀儡でしかないのですか!?

       記憶をも捨て、『魔』を憎悪することしかできぬ人形と成り果てたのですか!?」

 

「な、なにあれ……!?」

「あんな武器をどうやって隠してたんだ……!?」

「違う、武器じゃない! 深王の身体は……オランピアと同じ・・・・・・・・!!」

「……ようやく納得した。”人形”であるのなら、表情も気配も読めるはずがない」

「……」

 

「姫様、構えてください!」

「……残念です。もはや―――誰の言葉も、貴方には届かないのですね。

       深王ザイフリート、いえ、ここは敢えて……こう称しましょう」

 

>シルヴィアは深王たちを鋭く睨みつける

「―――世界樹に呪われし傀儡、『不死たる機械の王』よ!!」

 

>ユーンは盾を構える

「我々は貴方を―――討つ。その哀しき、呪われし覇道に終止符を打つ」

 

>お葉は刀を構える

「我々が紡いできた其の総てが、過ちではなかったと証明するために―――」

 

>プレールは弩を構える

「己が肉親を手に掛けるという、拭い去れぬ『業』を貴方に負わせぬために!!

       我々は今、敢えて……! 『魔』の手先として貴方に立ち向かう!!」

 

>キルシェはエーテルを集中させる

「今こそ! 鋼のかいなをも打ち砕く―――綺羅星が如き『えにし』を此処に!!

       アステリア、進撃せよ!!」

 

>その掛け声とともに、シルヴィアは采配を振るう

 

 

 

「くっ……! あいつら、あんな質量をどこに隠してったっていうの!」

関係ねぇ……! 殺るつもりならぶっとばす!!

「……ひとつのミスで壊滅しかねない。冷静さが生死を分ける、か」

「お葉、道具のタイミングは一任する。おそらく、指示を出す暇はない」

「わかりました」

(ほんの少し何かが違えば、彼らとも戦友として並び立てたのかもしれない。

       ……しかしそれは、もはや叶わぬことだ。―――集中しなくては)

 

「皆さん、例の連携の合図は記憶してくれましたね」

「ええ、当然」

「分身と併用すれば、より効果的なはずです」

「すごくがんばりました」

「戦力になるかわからないけど、ちゃんと参加するからね」

「宜しい。さあ、強き意志で―――打破せよ!」

 

・続き⇩

https://kimagure-azuma.jp/play-sq3r-66/

・詳細なキャラ設定⇩

https://kimagure-azuma.jp/sq123r_chara/

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