世界樹の迷宮ⅢHDRプレイ日記:星紡ぐ冒険手記・章ノ15

ゲーム

・前回のあらすじ

他ギルドの冒険者・ムロツミのカナエと出会ったアステリア。

同僚の少年を捜してほしいという彼女の頼みを快諾し、ついにB3Fへの階段を発見する。

 

・前回⇩

https://kimagure-azuma.jp/play-sq3r-14/

 

 

「階段は発見できましたが、この空白にもきっと何かがありますわね」

あっ、あそこに青い花が咲いてますね

「ほんとだ。地図の位置的にも、ちょうど隠し通路になってるようです」

 

「宝箱が2つに、鍵付きの箱がひとつ。鍵はどこにあるのかしら」

「海賊の宝よろしく、海の底にあったりしてね」

 

    

「身体機能を正常化するテリアカαと……マドラ?

       こちらは初めて見る薬品ですわね」

「効能は……横一列を対象に回復する、か」

「一列限定って、どういった技術なのでしょうか……。

       ソーマは全員を回復できるんですよね?」

「しかし、治療師がいない我々にはありがたいですわね」

 

「さあ、いよいよB3Fに突入です!」

「前の階の例だと、また現れる魔物が変わりそうね」

 

「ん?この光り方は……、水面?

       どうやら、この階は水路があるようですね」

「そっか。蒸し暑さが和らいだと思ったらそういうことか」

お魚釣れるかな

「もうちょっと安全そうなところでやりましょうね」

 

「趣があって、とても素晴らしいですわね」

「そうですね、滝の飛沫が心地良いです。

       この遺跡群は、かつてどのような場所だったのでしょうか」

「興味深いけど、そのためにも実力をつけないとね」

 

あっ、宝箱ですよ

「でも水路の向こう側か……。お葉、シノビならジャンプして行けない?」

「たしかに一番身軽とはいえ、この距離はちょっと……」

「泳ぐにしても、装備を置いていく必要があります。

       迷宮、しかも水中でその状態は、それこそ致命的でしょう」

「暗くてわかりにくいけど、向こうの壁に隠し通路がある気がするわ。

       避けられる危険は徹底的に避けるべきよ」

「ん?近くに扉もありますね。そっちに行ってみましょう」

 

「……! FOEが居ますわね」

「赤いオーラ……?上階のトカゲとは違うのでしょうか」

「だだっ広い空間……、先が見えないわね。

       とりあえず周囲をざっと記録したら、一度出ましょう」

 

「巨大なカニ……。新しい魔物ね」

サワガニって、焼くと美味しいんですよね

「ちょっとプレールさん、戦いに集中してください!

       ……いや、堅牢そうなので、もしかしたら火や雷が有効かもしれませんね」

「では、わたくしと姉上は防備を固め、キルシェはエーテル攻撃!

       お葉とプレールはサポートを!」

 

煙幕、着弾しました!

「よくやったわ。後列は煙幕が効いてるうちに集中攻撃なさい!」

 

「プレールが言ったとおり、火がよく効いた気がするわ」

「身を守る動作をしていたので、逆に武器が効きにくいのかもしれません」

「今の時点で属性攻撃ができるのはキルシェさんだけなので、

       これからはそういった対策も必要になりますね」

「プレール、あなたもそろそろ特殊弾の扱いを修得した方がいいかも」

難しそうだけど……がんばります

 

「橋があったので渡ってみましたが……、行き止まりですね」

「ちょっと、順路はあのFOEの大部屋だっての?」

「あの場所は縄張りでしょうね。まずはアレの動きを見極めましょう」

 

「……彼奴はこちらから視線を外しませんわね」

す、すごい大物の予感です……!

「まず様子を見て縄張りを荒らす者かどうかを判断……。

       居座り続けたら襲い掛かる、といった所かしらね」

「あの、かなり近づいてしまいましたが、大丈夫でしょうか?」

「あいつ、すごく興奮してきてるっぽいわよ……!」

 

「……! 動き出しました!全員、離脱せよ!」

「あっ、姫様!向こうは行き止まりです!」

「まずい、扉から離れてしまった!この距離で逃げ切れる!?」

 

う、うわっ!?

「いけない!プレールが転んだ!!」

「……!プレール!!」

「姉上、プレールの救出を!お葉、彼奴の注意を惹きます!」

 

ご、ごめんなさい……!

「謝るのは後!!アレから目を離さないように!」

「なんて凄まじい威圧感……!」

「まずいですわね、今の我々では歯が立たないでしょう。

       直ちに撤退します!敵の動きを注視してください!」

 

「……!! あの巨体でなんて速さ!」

「キルシェ、そっちに行きました!走りなさい!」

「は、走るったって、どっちに!?」

「まずい、間に合わない!?」

………!!

 

>プレールは咄嗟にキルシェを投げ飛ばした!

どぅりゃあああーーーっ!!

「う、うわぁああ!?」

「……!?なんという怪力!」

「でも、今度はプレールさんが……!」

「う、嘘、そんな……!!」

 

当たるかあーー!!

「あの距離であれを躱した!?」

「隙ができました!姉上、今のうちに!」

「え、ええ!!」

 

 

「キルシェ、無事ですか!?」

「あ、足が震えて……、立てない……」

「しめた!この位置なら、扉まで逃げ切れます!」

「お葉、退路を確保なさい!

       プレールは威嚇射撃をしながら全力後退!」

はい!

 

「……気配が遠ざかりました。もう安心してもいいでしょう」

「……」

ご、ごめんなさい……!うちが転んだばっかりに……

「いいの、いいのよ。あなたも、みんなも無事だったんだから……」

「さっきのプレールさん、ものすごい動きでしたね……」

……あの時、全滅した時に、キルシェさんが庇ってくれて

「……!」

みんないなくなるのが怖くて、それで、今度こそ助けたいって、それで……

「大丈夫ですわ。誰もあなたを責めるつもりはありません。

       もう少し落ち着いたら、再び突入しましょう」

「ねぇ、プレール」

キルシェさん?

「……ごめんね。あたし、きっと強くなるから」

 

「幸運も奇跡も二度と続きません。同じ轍は踏みませんわ」

「どの程度の時間で襲い掛かってくるのかわからないけど、

       とりあえず外周の水辺に沿って行きましょう」

小石があったら投げ捨てて、草があったらちぎり捨てて……

「いや、あの、プレールさん?そこまでする必要は……」

 

「……? こちらを見ていない気がするわね」

「殺気だけは向いているようですがね。……そろそろか」

(……やっぱり、まだ怖い。

       でも、プレールのためにも、もうあんな無様は晒せないわ)

 

「来る!」

「あそこに扉!」

「彼我の距離は十分あります! 慎重に、手早く前進せよ!」

 

「行き止まり……、はずれね」

「この場所、不自然に岩盤が露出してるけど……」

「この石質は……。お葉、使い古したナイフと、手ごろな石を」

「え?わかりました。こちらを」

 

「ふんぬ! ……やはり、ここは採集地点ですわ」

これ、ただの石ころじゃないんだ

「姫様、岩石にお詳しいんですね」

「普段から鍛錬用の重石を色々と集めているからかしら」

「王女としては、「貴石や宝石類に造詣が深い」と言うべきところの

       はずなんですけどね」

 

「専用の道具が無かったのでナイフと石で代用しましたが、

       やはりこんなものでは無理がありますね」

「無茶なやり方でしたからねぇ……。お怪我はありませんか?」

「必要な道具も増えてきたか。街に帰ったら買いに行きましょう」

 

「ここにも扉……。FOEは、まだ追ってきていませんね」

こちらプレール。ただいま潜入中です

「了解。任務を続行せよ」

「……お二人とも、ずいぶん余裕ですね」

 

「おお、ここは野営地点のようですわね」

「気を張りすぎて疲れちゃったわ。休んでいきましょう」

「現在時刻、午前1時。みんな、だいぶ探索に慣れてきたみたいね」

褒められちゃった。えへへ

「でもプレールさん、無理のしすぎは危険ですよ」

 

「それにしても、王女様ふたりの動きには納得がいかないわ」

「ちょ、ちょっと、キルシェさん?いきなり何を……」

そうだー、ぶーぶー

「だって、何年か前の演習では、最前線であり得ない動きをしながら

       木槌だとかでっかい斧を振り回して無双していたのよ?」

「あれは木槌ではなく掛矢ですわ」

「わたしのは斧ではなくね」

「いや、それも木槌と斧の一種ですよね?

       でも、お二人ともこれまでの戦いでそんな動きをしていませんが……」

「ああ、それは特製の重りを付けているからですわ。

       今は8貫くらいのものですわね」

「あら、シグドリーヴァはまだそのくらい?

       わたしはもう10貫のに換えちゃったわよ」

うちと同じくらいかあ

「そ、そんなものを付けて今まで来てたんですか!?

       危険すぎるので、外してください!」

「あーれー、お戯れを~!」

「うわー、仮にも自分の主君に大胆ね」

シグドリーヴァ様、すごく楽しそう

「あらあら」

 

「……(ムスッ)

「お葉、さすがに先ほどのはこちらが意地悪すぎましたわ。

       どうか許してください」

「いいんです。このくらいではもう動じませんから」

(お葉ったらほんと、すっかり逞しくなっちゃって)

 

「あっ、なんかかわいいのが出てきた!」

「あの形は……、上階の小部屋のキノコと似ていますわね」

「あれが酒場で聞いた話の危ないキノコでしょうか」

……食べれるのかな?

 

「毒キノコみたいだけど、こんがり焼いてやったわ!」

「香りは良いんだけどね。惜しいわ」

 

「小さいだけあって体力はないようですが、何をしてくるか

       わからずに倒してしまいましたね」

「少なくとも、毒を盛ってくるのは確かね。

       次に会った時は警戒しましょう」

「もし何人も毒を受けたら大変なことになりますね……」

 

またえふおーいーです!

「さっきの広場と違って、泥濘もありますね。厄介な……」

「足を取られればあの巨体をもろに受けてしまうわ」

「先ほどの分かれ道を見てから、進むルートを構築しましょう」

 

「こっちは行き止まり……」

「あら、すごく大きな花が咲いているわね」

 

すごいお花ですね。ちょっと見てきてもいいですか?

「あっ、プレール!迂闊に近づいちゃだめよ!」

「お葉、キルシェ、戦闘に備えて我らも近づきましょう」

 

「見れば見るほど、不気味な大きさですね……」

「ほんと、南国の植物って巨大すぎるのばかりね。

       ……? なんかこの花、動いて―――」

 

「罠……!?」

「いけない、この距離では躱せない!」

 

けほっ。な、なによこれ……! 花粉だらけになっちゃったわ!」

くしゅんっ!

「くっ、もろに喰らってしまいましたわね……!」

「あれ?でも、特に苦しい感じはしませんが……」

「この粉……、体力を回復させる作用があるみたいね」

 

「自然の罠かと思いきや、こんなこともあるのですね」

「結果的に良いことが起こったとはいえ、さすがに心臓に悪いわ」

「そうね。次に似たようなことがあったら、警戒しましょう」

 

気付かれました!

「水辺に生息してるからか、水音に敏感ね。

       しかし、距離はまだ遠い。このまま駆け抜けるわよ!」

 

ふぁあ……、もう日が昇ってきちゃった……」

「今回はほぼ夜通しで探索してたんですね。あ、あそこに扉が」

「今回の冒険は驚くほどに順調ですわね。

       今のうちに気を引き締めておきましょう」

 

・続き⇩

https://kimagure-azuma.jp/play-sq3r-16/

・詳細なキャラ設定⇩

https://kimagure-azuma.jp/sq123r_chara/

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