レトロゲームをプレイ:クロノアヒーローズ・その23-2

クロノアヒーローズ

ここ最近は、新しい資格の勉強やら実習をしたり体調不良でぶっ倒れる寸前だったりと、

なかなか波乱万丈な一か月をしていました。

どんだけ気を付けていても病気に罹る時は罹るんだから、ホント理不尽よねぇ。

 

そんな話はさておき、クロノアヒーローズの続きをば。

このステージも終盤に差し掛かったところで、カギ扉の先にカギを発見。

こういう仕掛けって、本当にゲームでは多いですよね。

例えばバイオとか、バイオとか、フリーのホラーゲームとか。

 

その直後、さっき脱出した時に回復アイテムを補充しないままだったという大失態に

気付き、またまた脱出。うっかりもするさ、人間だもの。

 

アイテムの補充をしつつ、いらないバッジも売って整理しておく。

最近は換金系の宝石バッジがかなり拾えるようになってきましたからねえ。

 

それにしても、この『ビックリバッジ』系統は寄りにもよってさほど重要とは言えない

防御力系のバッジであるので、本当に存在意義がわからん……。

攻撃力と素早さを下げてまで防御力が欲しいという場面が本当になさすぎる。

せめて素早さが0でも命中だけはするという調整であったならば……。

 

とりあえず、新しく拾った『SPバッジ+17』をクロノアに装備させて必殺を

さらに伸ばしてみました。

意外と拾い物の装備やバッジがそこそこの性能である場合が多いので、その気になれば

ショップ禁止縛りとかもできるんだろうか?

本作がややマイナー寄りなせいか、プレイ動画ですら見かけるのが稀なんですよね。

 

最終エリアでは、ジャイアントたてムゥLV2やらマジックマギやら厄介者だらけの

モンスターハウスが連続します。シレンだったら絶望なんてレベルじゃない。

 

単純に攻撃力がものをいうので、マジックマギに必殺ゲージを削られる前に

必殺技を一気にぶっ放して活路を拓いていきます。

 

天空寺院の聖域、その最深部にて、ついにクロノア達はジョーカーに追いつきました!

しかし、なんとも用意のいいことに、気球に乗ってどこかに飛び立とうとしています!

 

当然、そんなことは許すまじと、強い怒気をまとって近づこうとするクロノア。

しかしパンゴは、ここで何かに気づいた様子でした。

 

パンゴが気づいたこと。

それは、気球に付いているマークが『ボルク』の紋章であるということでした。

 

そしてパンゴは、ムゥンズの遺跡でクロノアが、ジャンガとジョーカーは通信で

『ボルク』という言葉を言っていた、という話をしていたことを思い出します。

 

その連想でパンゴは、最近、ボルク宇宙軍が『月ロケット』なるものを開発してる

という話もふと思い出しました。

 

悪夢』に関わる実験をしていたジャンガとジョーカーは、ともに『ボルク』を

目指しており、そのボルクには『』へ行くためのロケットがある。

そして、今ジョーカーの手には『月と夢の伝承』という文献が―――

 

”ただの偶然”と掃いて捨てるには、あまりにも符合する点が多すぎるということに

気付いたパンゴは、もしかするとここで大事な情報が手に入るかもしれないと考え、

『道化』であるジョーカーに心理戦を仕掛けようと思い至りました。

果たして、パンゴの作戦は実を結ぶのでしょうか?

 

パンゴは、今にもジョーカーに飛び掛かろうと身構えるクロノアの前にさりげなく

立ち塞がり、ジョーカーに向かって気さくな態度で「『月ロケット』はどんな具合か」と

声を掛けます。

 

いきなりそんな言葉を聞かされたジョーカーは―――

 

 

明らかに狼狽えた様子で「なぜロケットのことを知っているのか」と叫びます。

 

パンゴの策略は見事に大成功!

そして、このまま流れを途切れさせないように、パンゴは言葉を続けます。

 

その情報は「ジャンガを痛めつけたらすぐに吐いてくれた」と言うと、今度はジョーカー自身の

口から『月の基地』なる予想外の情報が吐き出される!

……しかし、パンゴのアドリブに着いていけなかったクロノアは、パンゴが何をしようと

しているのか気付いてはいない様子です。

 

予想外ではありましたが、パンゴはとりあえずその情報を『聞いた』のだと肯定します。

そして、さらにそれを真実であると錯覚させるため、関連がありそうなワードである

『悪夢を見せる実験』についても聞いたとも付け加えると、ジョーカーはとても

演技には見えない様子で、目に見えて狼狽え始めます。

 

パンゴに騙されたまま、ジョーカーはロロと『つきとゆめのでんしょう』は渡せないと

言い、『儀式』の邪魔をさせるわけはいかないと言葉を続けました。

 

それは何だというパンゴの言葉に、ジョーカーはつられて『儀式』の内容を口にします。

それは、『巫女』という存在を触媒とし、世界中の『悪夢』を集め―――

 

 

 

『伝説のスターメダル』を―――

 

 

 

ヒーローメダルの最上位に位置するとされる『スターメダル』!!

ヒーローとしてそれを目指していたクロノアは、予想外の言葉に思わず問いかけます。

 

クロノアの問いにも調子付いて口にしかけたジョーカーでしたが、ここでクロノア達が

なぜかスターメダルについて何も知らない・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ということに疑問を持ってしまいました!

冷や汗をかきながら冷静に考えるジョーカー。そして……

 

ジョーカーの様子を見て、ここが潮時だろうとネタばらしをするパンゴ。

クロノアはそんなパンゴの意図をくみ取れなかったことを謝りますが、事前の相談もなく

始めたブラフとしては、成果は十分だったと言えるでしょう。

 

しかし、見事にパンゴの策にハマり重大な情報まで吐かされかけたジョーカーは、

「卑怯」だの「破廉恥」だの言いたい放題です。

 

プライドを逆撫でされ、怒りが頂点に達したジョーカーは、クロノアとパンゴを

排除すべく臨戦態勢を取ります。そして―――

 

 

 

 

 

 

なんと、ジョーカーの身体が風船か何かのように一瞬で巨大化!!

完全に意表を突かれたクロノアとパンゴは、逆に圧倒されてしまいます。

 

しかし、ここで引き下がることなどできません。

クロノアもパンゴも、未知の強敵と相対するという選択をし、ロロを救出すべく

立ち向かうのでした。

 

ボス戦前のカスタマイズ画面で、クロノアのアクセサリをATバッジ+17と、

赤攻撃の威力を上げるレッドストーンに変更。パンゴは瞬間火力のために変更はせず

ボス戦に挑みます。

 

それでは、WORLD4『天空寺院』のボス『VSジョーカー』です!

会話画面だと素のジョーカーの大きさは不明ですが、イベント会話での様子から

すると、最低でもクロノアよりは小さかったのでしょうか?

 

ジョーカーは本体が赤属性のボスですが、このボスも本体とは独立したパーツがあり、

右手は青属性、左手は赤属性です。

手にもHPゲージが存在しているため、もちろん倒せますが、時間経過で復活します。

 

また、ジョーカーは移動がかなりゆっくりで、浮いているものの普通に攻撃できますが、

常に浮遊しているため空中でもお構いなく移動します。

そうなると、この時点ではクロノアの必殺技でなければ攻撃できなくなります。

 

また、イベントでも見せていた通りに、いきなりワープして別の場所に現れたりする

こともあります。

もし空中に逃げられてしまったら、このワープで近づいてくるまで待ちましょう。

 

ジョーカーの攻撃方法は左右の手によるパンチだけです。

エフェクトこそなかなか派手ですが、判定自体は拳の部分だけになります。

当然、手を先に倒していれば無駄行動になり大きな隙ができます。

 

前ワールドのボックスメアンに比べると恐ろしく攻撃がぬるいですが、ジョーカーの

性格を考えると、ただひたすらおちょくられているようにも思えてきますね。

 

攻撃がぬるいと言っても、HPは中盤ボスらしくなかなか高いです。

その上で遅延行動をしてくるため、アイテム『トキホタル』を使うと倒しやすくなります。

 

トキホタルを使うと敵の行動だけがその場で停止し、プレイヤー側が一方的に攻撃できる

ようになります。

効果中はBGMが専用のものになって、画面左下から右のステータスパネルの左端まで

光(トキホタル)が飛んでいき、右のパネルまで進んだ時点で解除されます。

効果が非常に強いため有効時間は短いですが、うまくやれば緊急回避にも使えます。

 

なかなか嫌らしい敵でしたが、難なく撃破!

経験値はパンゴで拾っておいて、宝箱もしっかり回収して出口へ!

 

これまで散々おちょくってきたジョーカーを無事撃破し、雄たけびを上げて

勝ち誇るクロノア達。

これで後は、気球で捕まっているロロを救出すれば万事解決です。

 

 

 

しかしそんな二人の前に、なんと全くの無傷であるジョーカーが出現!!

余裕の態度で拍手をする様子に、クロノアは驚きを隠せません。

 

なんと、今までクロノア達と相対していたのはジョーカーの分身だったのです!

パンゴにブラフを掛けられたこと自体は想定外だったようですが、最後の怒りの態度は

演技だったのかもしれません。

 

先ほどの強敵が分身であったというネタばらしをしたジョーカーは、「キュートなパワー」を

見せると言いながら、その姿を変えていきます。

 

 

 

真の力を解放したジョーカーは、まるで巨大な花のような化け物に変貌!!

先ほど分身などとは比べ物にならない、更なるパワーの前に二人は圧倒されてしまいます。

 

そして、瞬きをするような一瞬の間に叩きつけられた攻撃で成す術もなく吹き飛ばされ、

そのまま戦闘不能となってしまったクロノアとパンゴ。

戦いの場に響いたのは、ジョーカーの勝ち誇った笑い声だけでした……。

 

イベントが終わってリザルト画面。このバトルで手に入ったのは『ドキドキバッジ4』。

攻撃と防御が微減し、何と素早さが+21という、この時点では破格の性能です。

ですが、カスタマイズはここではやらずに、ステージを脱出します。

 

美しい天空寺院での冒険も、ここでついに終わりを迎えました。

今は戻る必要もないので、このままワールドを出ましょう。

そして、このワールド最後のイベントは、クロノアの独白から入ります。

 

 

 

ジョーカーに勝ったとはいえ、それは片手間に操っていただけであろう分身・・・・・・・・・・・・・・・・・の話。

本気になったジョーカーと今のクロノア達の実力差は、決定的なものでありました。

 

そして、必ず取り戻すと決めたロロと『つきとゆめのでんしょう』。

それすらも叶わず、どちらもジョーカーの手に落ち、その敗北さえも決定的でありました。

 

ほんの少し前までは、ただの少年であったクロノア。

例えこの絶望といえる状況から逃げ出してしまったとしても、それは仕方のない事でしょう。

 

 

 

 

 

しかし―――

 

 

それでもクロノアは―――

 

 

 

 

 

 

 

 

パンゴはクロノアが自暴自棄になっているのではないかと心配し、声を掛けようとします。

しかし、クロノアの口から飛び出したのは、弱音でも泣き言でもなく――――――

 

 

”強くためにどうすればいいのか”、という、

パンゴに教えを乞う言葉でした。

 

 

底知れぬ力を持ったジョーカーに、完全なる敗北を味わされたばかりだというのに、

それでもなお、まだまだ立ち向かおうとするクロノア。

そんなクロノアの強いまなざしを前に、パンゴもまた己自身も”強くなる”という

決意を固めた様子です。

 

自身も何とか立ち直ったパンゴは、クロノアの問いに応えます。

クロノアが、そしてパンゴが、『強く』なるために、今しなくてはならないことを。

それは―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――こうして、クロノアとパンゴは決意も新たに天空寺院から旅立ちます。

ジョーカーに捕らわれた、友達であるロロを助け出すために……。

 

『伝説のスターメダル』。 それは、いったいどのようなものなのでしょうか。

クロノアが夢見た通り、誰もが憧れる煌びやかな”最高のヒーローの証”なのでしょうか?

もしくは、この世界に悪夢のような災厄を齎す”絶望の印”なのでしょうか?

クロノア達の持つヒーローメダルは、何も語らずその光を湛えるのでした。

 

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