ゼノブレイド2の考察:地域名その2

ゲーム

前回からの続きです。

 例によってネタバレなので、それを覚悟の上で閲覧してください。

 

・・・・・・OK?それでは、考察に行きましょう。

今回は『スペルビア帝国』からです。

 

・スペルビア帝国

アルスト屈指の規模、技術、軍事力を持った国であり、インヴィディアと

冷戦状態になっている国でもあります。

この国の名は『傲慢』(ラテン語:Superbia)からとられています。

 

スペルビアは他国を圧倒する技術力と軍事力を持つ国家であり、

特に巨神獣戦艦など、兵器関係の技術は群を抜いています。

また、ブレイドの武器(おそらくエーテルキャノン系)を模倣したライフル、

蒸気銃を開発し、正式兵装として導入することにより、一般兵でも

(かつドライバーでなくとも)ある程度の戦闘力が確保されています。

 

軍事技術以外では、地熱(巨神獣のエーテル?)を利用した発電施設や温泉など、

社会的にも文化的にも高めの水準になっているように思えます。

 

その一方で、スペルビアの巨神獣は寿命が近付いており、国土の地表には

枯草や枯れ木ばかり存在し、緑は全くと言っていいほど存在しません。

そのために、他国に侵略し、自国の領地としているという一面があります。

 

グーラを属国化した理由も、自国で賄えない食料や木材などを

確保するという、致し方ない理由が存在します。

(イーラ編では、グーラの代表とは宗主国と属国のような関係ではなく、

 むしろスペルビア側から交流を深めようとする場面があるため、

 現在までのどこかで関係がこじれたと推測できる。

 アーケディアのイベントのセリフから10年程度前か?)

 

当然、控えめに言っても横暴としか言えないやり方は反感を生むものであり、

ストーリー中やクエストでも、その面がクローズアップされる場面が存在します。

(クエストでは、マフィアやカルト信者が街中に潜伏している場合が多く、 

 治安も決して良いとは言えないのも、反スペルビア派が普段から工作を行い、

 治安部隊を攪乱している可能性もある。)

 

やむを得ない理由もあるものの、圧倒的な力で他国に進行し、

自国の糧にするという行為を行い、敵を増やしてしまっているという

問題を抱えてしまっているため、『傲慢』と名付けたと推測できます。

続いては『アーケディア法王庁』です。

 

・アーケディア法王庁

アルストに存在する宗教国家であり、巨神獣そのものが神殿と言っても

差し支えない程度の規模ですが、その権威はアルスト全域に及ぶほど強大です。

この国の名前は『怠惰』(ラテン語:Acedia)からとられています。

 

この国は産業といえるものはあまり存在しませんが、ブレイドの核となる物質、

『コアクリスタル』の供給を国家主体で管理しています。

 

現在では、戦争により故国を追われた難民を保護し、美しい噴水が

あったという広場を開放して住まわせています。

しかしながら、その難民たちはとあるデモを行っています。

 

それは『ブレイドが戦争を作り出している』というものです。

「アーケディアはブレイドの管理と供給を担っている」ため、

「戦争に使われたブレイドはこのアーケディアから供給された」、

という理由でこの国に対してそのようなデモを行っているというわけです。

 

そんな難民たちに対してジークはこう評しています。

「衣食足りて礼節を知る——てのは あら嘘やな」

この言葉はかなり的を得ていて、実際に難民たちは『保護された』、

つまり『法王庁に養われている』状態にあります。

 

(裏があるとはいえ)無償で住む場所と食事を与えられながらも、

それに報いるどころか、さらに大きな要求を突き付けているのです。

しかも、身を挺して戦争を止めようとし、死亡したファン(カスミ)を

英雄と讃えるどころか、『ブレイドであるから』という理由だけで

蔑んでいます。

(ファンは司祭(つまりアーケディアの頂点)マルベーニのブレイドであり、

 国葬を行われる程度に立場は高かった存在である。

 性格面でも、アーケディア人から慕われていたはずであるにも関わらず。)

 

また、この難民キャンプの上には展望台があり、そこからコインを投げると

幸運がやってくるという噂がありますが、それは難民の子供が小遣いを

得るために流した嘘です。

 

難民たちの態度は現実に於いてもまま見られるものであり、ゲームに関係ない

ことなので明言はあえて避けますが、かなり社会問題に踏み込んだ

設定だと思います。

 

話が逸れましたが、これらの難民の態度から『怠惰』と名付けたと推測できます。

少々感情的になり、見苦しい文章であったことをお詫び申し上げます。

続いては『ルクスリア王国』です。

 

・ルクスリア王国

古の機構が未だに残る極寒の大地が広がる王国です。

レックスたちが訪れるまでは、他国との交流を避けるべく鎖国していました。

この国の名前は『色欲』(ラテン語:Luxuria)からとられています。

 

この国の産業には、失われた王国「イーラ」の技法や文化が伝わり、

ジークの大好物であり、アデルが好んで食したという「アデル焼き」や

英雄アデルに関する伝承など、アデルに関係したものが多く存在します。

 

しかしながら、その産業の実態は法王庁の圧力によりブレイドの力を高める物質

『コアチップ』の生産であり、巨神獣のエーテルが枯渇寸前になるまで

追い詰められている状態です。

この国が極寒状態にあるのは、巨神獣のエーテルが尽きかけていることに

起因しており、作物が育たないため国民は違法な取引で手に入れた物資で

闇市を開き、国はそれを黙認することが暗黙の了解となってしまいました。

 

このような過酷な状況になりながらも法王庁の言いなりになる理由は、

ルクスリアにはアデルの血脈が存在していないことを法王庁が知っているからに

他なりません。

 

確かに、ルクスリア王家はイーラの末裔ではあるものの、アデルの子孫と

いうわけではありません。

(本編のイベントで、イーラ滅亡後のアデルはリベラリタスにイヤサキ村 の前身

 となる村を興したことが明言されている。そのため、鎖国していたルクスリアに

 アデルの血脈があることはありえない。)

 

しかしながら、本編のセリフからはアデルの血脈を騙ることは必要なことで

あった事がわかります。

 

イーラの人民はアデルのカリスマ性の下に一体となっていたこと、

そしてアデルが姿を消した後のイーラ人には混乱が続いていたとされ、

それを治めるためにアデルの名を使いルクスリアを興した、ということです。

(イーラ編のラストシーンでは、イーラ王が弟のゼッタを沈みゆく巨神獣から

 脱出させ、国王自身はイーラと運命を共にする場面があるので、

 おそらくルクスリアを興したのは王弟ゼッタではないかと思われる。)

 

法王庁にその秘密を暴露されることで、500年前の混乱が再び起こることを

恐れたため、このような歪な関係が生まれてしまったのでしょう。

 

『色欲』とは、本来は肉欲や情欲のことを指す言葉ですが、

この国に対しては他と違い、体面を気にして内面をひた隠しにしている

という状況から、色欲という言葉を「見栄えを気にする」と解釈して

名付けたと推測できます。

 


イーラについても解説したいところですが、それだけで長くなってしまうので

次回に回します。それでは。

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