世界樹の迷宮ⅢHDRプレイ日記:星紡ぐ冒険手記・章ノ27

ゲーム

・前回のあらすじ

元老院のミッションの下、クジュラ率いる部隊と合流したアステリア。

事件の首謀者を追うべく、さらに昏き深界へその身を沈めていくのであった。

・前回⇩

https://kimagure-azuma.jp/play-sq3r-26/

 


第2階層のネタバレが含まれます


 

 

「あっ、いきなり抜け道があるわね」

むぎぎ……。だめです、通れません

「ざっと見回しても、進む道は見当たらないけど……」

「他の抜け道を見逃してる可能性がありますね」

「まずは兵士を探してみましょう。なにか情報をくれるかもしれません」

 

「むっ、タコの魔物……」

「墨で攻撃してくるのでしょうか」

「先入観で構えるのは危険よ。何をしてくるかよく観察しなさい」

 

「おっと……! このくらい!」

「弱点は……よくわからないな」

たこ焼きにしちゃいましょう

 

「ぶわっ!?透明な墨……!?

       あ、あれ、あらまが……くひが……しび……」

「……!? お葉!」

「今のは麻痺毒だわ!」

 

お葉ちゃん、だいじょうぶ?

「な、なんとふぁ……」

「目くらましをしてくると思ったのに……」

「完全に意表を突かれましたね」

「強さ自体は大したことないけど、厄介な性質ね」

 

「む、こんなところに一人で居るとは?」

「まさか怪我をしているのでは?行きましょう!」

 

「なんだ、ピンピンしてるじゃないの」

でも、なんでこんなところにいるんでしょう

 

「……まさか、あなた迷子なの?」

「そのようですね……」

 

「やはり、隠し通路がありましたね」

「さっきの方にも教えましょうか?」

「あの程度の注意力では、いらぬ犠牲が増えるだけだわ。

       放っておきなさい」

 

えふおーいーです!

「は、速い!?逃げましょう!」

「そうですね。皆、全力で走りなさい!」

 

「に、逃げ切れた?」

「気配が遠ざかっている。あれの縄張りから出たようね」

「赤いオーラのFOEは縄張り意識が強い傾向にありそうですね」

 

「こ、こっちにもFOE……!」

「ここは十字路か……。シグドリーヴァ、どっちに行く?」

「そうですね……。西にしましょう」

 

はぁ、はぁ……。こ、こんなにFOEがいるなんて……!!」

ぜぇ……さ、さすがに、足が限界……」

「ここまで走り通しでは厳しいですね。この先を見たら、帰還しましょう」

 

「アムリタⅡ、か。お疲れさんとでも言いたいのかしらね」

だれが言ってるんですか?

「ユーンが愚痴っぽくなったということは、そうとう堪えてるのね……」

「えっと……糸は……、あれ?どこだったっけ……」

「これですよ、お葉。……皆、思った以上に疲労が激しいようですね。

       帰ったら、ゆっくりと休みましょう」

 

たこ焼きとか、おいしいものがたくさんありましたね

「故郷の縁日みたいな屋台があるなんて思わなかったなぁ」

「材料とかはあまり良いものではなさそうだけど、

       不思議と魅力的な味わいだったわね。また行ってみましょ」

「ふふ、気力も体力も十分のようですわね」

「未知の領域であっても、この子たちと一緒ならばどこまでも行けそうだわ」

 

「ん?あれは……、カナエではありませんか?」

「え!?」

「ほんとだわ。どうしてここに……?」

……カナエさん、なんであんなに暗い顔をしてるんでしょう?

「……只事ではなさそうね。まさか、アガタに何かが?」

 

 

 

「……伺いましょう」

(もしや、カナエの父が斃れた場所とは……)

 

そうなんですか?

(……? 何だろう、このモヤッとした感じ。何か忘れているような)

 

「あっ、ま、待って……! カナエさん!!」

いっちゃった……

 

「……」

「アガタとカナエの話、そしてオランピアの暗躍を考えると、

       彼女の父が斃れたのはこの階層ね」

そんな……

「返事も聞かずに行っちゃったわ……。あたしらにどうしろって言うの?」

「わかりません……。何もわからない……」

「……我々はアガタに情報を伝えることができ、心内に秘める権利もある。

       どちらも最善であり、最悪ともいえる選択ですね」

「……進みましょう。我々には、成さねばならない仕事がある」

 

だいしょーりです

「よし、この辺りの魔物にはもはや苦戦などしませんね」

「あ、あれ?あたしの荷物、どこ行ったのかしら?」

「荷物? あっ、あそこに落ちてるわ」

「さっき攻撃を躱した時に落ちたんですね」

「やれやれ……、って、ああもう!カードまでぶちまけちゃったわ!

       やんなっちゃう―――」

 

 >キルシェは不意に、カードを拾う手を止める

「……『HANGEDMAN』、……の逆位置。

       『改めぬ限り好転せず』……」

「……それは、この階層を冒険する前の占いで引いたものよね」

「なんなの……? すごく嫌な予感がする……!」

(改めぬ限り……、か。もしアガタに会ったら、どう対応すべきか……)

 

あ、アガタさんとカナエさんがいますよ

(あいつの性格からして、話なんて真面に聞くはずがない。

       どうするべきなの……?)

 

 

 

どうしましょう?

「姫様……」

「……」

(教えれば、アガタは単身巣に乗り込んで行くでしょう。

       しかし、教えなければ事態はどうなるかわからない。……どう答えるべき?)

 

「……いいでしょう。お答えします」

「ちょっと、シギー……!」

 

但し。これは”契約”です。ここから巣への行き方を教える代わりに、

       我々の言葉に従っていただきますよ」

(なるほど……。取引という態ならば話を聞くと考えたわけね)

(本当なら力尽くででも止めたいところだけど、カナエさんの前じゃ

       無理もできない……)

 

「お葉、地図をこちらに」

「わ……、わかりました。……どうぞ」

 

>数分後……

「―――以上です。さて、これで契約の半分は成りました。

       次は―――」

 

「―――!」

「……!!」

「あ、アガタさん、待ってくだ―――」

 

 

 

「カナエさん、カナエさん!しっかりしてください!」

どうしちゃったんだろ……?

 

「あいつ……、とんだ大馬鹿だわ!!」

 

「はやくアガタさんを連れ戻さないと……!」

「それ以上進むことは許しません」

でも、あんな危ないところに……

「彼は我々との契約を蔑ろにし、独り死地へ飛び込みました。

       それがムロツミの判断であれば、……これ以上は関わるべきではない」

「今、この地で我々がするべきことを忘れてはならない。……行くわよ」

「お、お言葉ですが……!」

「なれば、このシグドリーヴァ・ロタに誓いなさい。

       どのような結末であっても、それを受け入れる覚悟があるということを……」

「……。……はい、誓います」

「いいでしょう。……先ほど、わざと大回りになる道を教えておきました。

       シノビの脚に、どこまで時間を稼げるかわかりませんが、ね」

「一分一秒が惜しい……!さっさとあの馬鹿を連れ戻すわよ!」

 

「……!? あれは……カナエではありませんか?」

「どうやって我々より先に……?」

 

「きゃあっ!? なんなの!?」

す、すごい叫び声……!

 

「か、カナエさん!? 駄目です!そっちは危険です!」

「走りなさい、お葉! 全員、戦闘態勢で突撃せよ!」

「お願い……!間に会って!」

 

「カナエさん!」

「……! この状況、アガタが一人でやったというの!?」

「アガタさんは……!?」

「あいつ、どこにいるの!?」

 

(……遅かったか)

「……」

「……今度はなんの冗談よ? ど、どうせまたヘラヘラ笑い出すんでしょ?」

て、手当て……、メディカ?ネクタルを……

「必要ないわ。……もう、手遅れよ」

 

 

(……)

 

 

「ここは……危ないです。だから……、……」

 

「……お葉、我々にできることは何もありません。行きますよ」

「プレール、キルシェ。あなたたちも」

で、でも、きっとアガタさんは寝てるだけですよ。だから―――

「そうよ。……だから、邪魔をしないように行きましょう」

 

「……」

「……こんな時に何だけどさ」

キルシェさん?

「あたし、まだ幸せな方だったんだなって。

       ずっと厭味ったらしい接し方をしても気に掛けてくれる友達がいるから」

「それって、まえに話してくれた……」

「今更、昔みたいになりたいなんて言わないよ。

       ……だから、お願い。あたしの傍からいなくならないで」

「キルシェ。残念ですが死地に身を置く以上、確約はできません」

「そうね」

「……そう」

「だからこそ、昔のようにあだ名で呼んでもらえませんか?」

「あなたは昔から、何も変わっていないでしょう?

       ならば、わたしたちをあだ名で呼ぶことも遠慮なんかしないはずよ」

「……うん。ありがとね、シギー、ユーン」

うちはしーちゃんとゆーちゃんって呼んでもいいですか?

「う~ん……。さすがにそれは……」

「すこし考えさせていただきますわ……」

(……やっぱり、みんな強いな。自分は、……まだ迷ってばかりだ)

 

・続き⇩

https://kimagure-azuma.jp/play-sq3r-28/

・詳細なキャラ設定⇩

https://kimagure-azuma.jp/sq123r_chara/

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