世界樹の迷宮ⅢHDRプレイ日記:星紡ぐ冒険手記・章ノ20

ゲーム

・前回のあらすじ

長い悪路を抜け、ついに魔魚ナルメルの住処へ到達したアステリア。

さらなる冒険のため、その扉に手を掛けるのであった。

・前回⇩

https://kimagure-azuma.jp/play-sq3r-19/

 

「……! みなさん、警戒してください」

「この威圧感……、ヌシは確かにいるようですね」

「プレール、弾薬をいつでも装填できるように」

火炎弾と、雷撃弾と……。準備できてます

「ヌシならば今までの敵とは違うはず……。近づく前に観察をしないと」

 

「……! って、カナエさんじゃないの」

カナエさん、こんにちは

 

「泥中を自在に、か。ナマズの化け物だけあるわね」

ここからでも見えますね。おっきい

 

「地形把握ならば、我々にはお手の物ですわ。お葉、キルシェ」

「……。え? あ、は、はい!」

「観察や観測は得意だから、まあ任せなさい」

 

 

 

「さあ、いよいよですわね」

「今まで以上に広い沼地……、敵側が圧倒的に有利な地形だわ」

弾薬をぬらさないようにしないと

 

「敵は常に距離を取ろうとしているようですね」

「逃げる敵は罠を用意している場合がありますが、彼奴はどうでしょう」

「……何とも言えないわね。

       泥で足止めをしながら逃げているだけにも思えるわ」

「戦うにしても、なかなか近づけないんじゃあね」

 

……あっ、お葉ちゃん。あそこ抜け道じゃない?

「みたいですね。どうしてこんなところに」

「行ってみましょう。

       もしかすると、我々に有利かもしれません」

 

「……なるほど。

       この裏道を使えば、奴が逃げる前に捕らえられるわ」

「でも、気配が離れて行ってる気がする……」

「カナエが言っていた通り、まずは地形把握を前提にしましょう。

       その上で作戦を立てます」

 

この裏道、どこに続くんでしょう?

「地形的には袋小路になりますね。宝箱でもあるんでしょうか」

 

「精神薬のアムリタね」

「こんなところにも宝箱があるなんて、何か意味があるんでしょうか」

「……」

 

「姫様、この辺りの地形は完璧に把握できました。

       奴に挑みましょうか?」

「……いえ、一度帰還します。

       長期戦を見越した準備が必要かもしれません」

「そうね。事は慎重に当たりましょう」

 

「プレールには気力を高めるこの脚防具と、命中を補助する

       アクセサリーを使ってもらうわ」

こんなに買ってくれるなんて……!ありがとうございます!

「火力ではプレールさんとキルシェさん頼みになりますからね」

「わたくしの武器も、今のうちに新調しておきましょうか」

「ついでに、予定外の消耗のためにテントも補充しましょう」

 

「あとは、有効かどうかはわかりませんが、雷撃の印を付けましょう」

「わずかでも威力が出ればラッキーね」

「準備はこんなところでしょうか」

「回復薬も十分ですわね。では、宿で仮眠を取って備えましょう」

 

すみっこに行きましたね

「ええ。早速、作戦行動を開始します」

「迅速に背後を取り、逃走する前に決着をつけましょう!」

 

「(姫様、ヤツはこちらを捜している様子です)」

「(意識は完全に向こう側か……。皆、準備はいいですね?)」

「(ええ、万全よ)」

「それでは、行きますわ。魔魚ナルメルよ!尋常に勝負!!」

 

「よし、怯んだわね。この好機を活かしなさい!」

「キルシェ、攻撃しながら弱点を探ってください!」

 

(あの巨体の攻撃力が並みのものであるはずがない。

       前衛と後衛、まずどちらに号令をかけるべきか……)

 

(あれの実力は如何程か……。まずは自分で受けて知る必要があるわね)

 

(あの巨体では急所に届かないかもしれない。

       一度だけ試して、次は別の攻撃をしよう)

 

火と雷と、どっちがいいんだろ……?とりあえずこっちかな

 

「……この沼地、気温の割に温度が低いわね。

       氷よりも、火か雷?まずはどっちから試すか……」

 

「プレール!手ごたえは!?」

「……ちょっと、よくわかんないです

「今、プレールが撃ったのは雷撃弾か。なら、まず炎から!」

 

「……効いてる? いや、それにしては反応が薄いか。

       なら、次は雷、その次は氷で!」

 

「そろそろ相手も攻撃してくるわね。みんな、油断しないように!」

 

「姉上!」

「平気よ。この程度なら、回復を惜しまなければ捌ける」

 

「プレール、今のは火炎弾ですか?」

はい!

「雷撃弾より効いている様子がありませんね」

「断定するのは、この一撃のあと!雷光のエーテルよ!」

 

「……!! 視えた!弱点は雷!」

「流石ですわ!キルシェはそのまま雷、プレールは雷撃弾を!」

「お葉!みんなの体力に気を配りながらサポートを!」

「わかりました!」

 

「偶然とはいえ、雷撃の印を付けて正解でしたわね」

「でもシグドリーヴァ、号令の掛け直しにも気を配るのよ」

 

「攻撃の手が緩いのが気になる……。一応、囮を出します!

       奥義・陽炎!」

お葉ちゃんが増えた!?

「あれはお葉の幻よ。しかし、これだけでも凄い技ね……」

 

「くっ、付け焼刃じゃこんなものか……」

「いいえ。囮への攻撃で、相手の攻撃力が大体わかりました。

       後列は直撃を受けぬように立ち回りなさい!」

 

「泥……!?」

「まずい!姉上、防御を!」

 

「しまった、泥が目に……!」

「すぐに治療を!」

「構わないで!我々はこのまま戦線を維持する!」

「お葉、メディカだけは準備して!」

 

「巨体の割に動きが速い……。尾びれを狙えば少しは楽か?」

 

「ダメか、浅い……!」

「絶対効かないなんてことは無いはず。そのまま続けて!」

 

テュール様!

「攻撃が来ます!防御を!」

「……! ふう、危ない危ない。助かったわ、ふたりとも」

 

弾薬がもうこれしか無い……

「彼奴も見た目通りにタフですわね。

       それを撃ったら、次はわたくしの指示で矢弾を撃ち込みなさい」

 

「……!!この動きは!? 姉上、わたくしの声の方に!」

「わかった!」

 

逃げられちゃった!?

「ここまで追い詰めたのに……!」

「……いや、違う。あいつ、泥の中に潜ったんだわ」

「影は5……いや、6箇所ですか。我らを撹乱するつもりですね」

 

「しかし、彼奴は今、音でしか状況を判断できぬはず!

       大きな音と衝撃ならば引きずり出せるでしょう!」

「お葉、含み針は持ってる?姿を現すまで、とにかく撃ちまくって!」

「わかりました!」

 

「こっちにはいません!」

「ここではないか……」

「ど、どこを狙おう……!」

「プレール、考えるのはやめなさい!直感を信じるのよ!」

 

「……ここだ!! 姿を現しなさい!」

当たった?

 

「振動を感じる……。シグドリーヴァ!指示を任せた!」

「了解!プレール、射撃用意!」

「はい!」

 

「出てきた!」

「撃て!」

 

「命中です!」

「潜られる前に、できるだけ攻撃を撃ち込みなさい!」

 

「物理性質のエーテルは難しいけど、やらないよりはマシか。

       お葉、プレール、協力して!」

「はい!」

 

「術式、設置完了!」

こっちもです!

「よし、刺突の術式、発動!」

 

「お葉たちの気力は尽きかけている……。

       姉上、短期決戦です!一気に勝負を決めましょう!」

「ええ!全体、突撃せよ!」

 

「う……!?」

す、すごいしぶきです!!

「まずい、逃げられる……!?」

 

「殺気……!夥しい気配が近づいてきます!」

「嘘!?こっちは疲れ切ってるってのに!」

 

「……増援の数は多いけど、向かってくる気配はないわね」

「しかし、もたもたしてると魔魚に復活されてしまう恐れが……」

「焦らせることが魔魚の罠なのでしょう。ここは一度退くべきです。

       全員、野営地点まで転進せよ!」

 

なんとか戻ってこれました……

「ヌシというだけあって、しぶとかったですね」

「しかし、一度戦って分かったわ。

       アレは決して勝てぬ相手ではない、力量は我らが格段に上だと」

「戦いの始めで弱点を見つけられたのは幸運だったわね」

「しかし、力量で上回っても逆転される可能性は十分にあります。

       お葉とプレールは、まずそれぞれの道具と弾薬の補充を」

「作戦も今のうちに練り直ししなければ。さて、どうするか……」

 

「ナルメルよ、もう同じ手は通用しませんわ。

       冬のナマズのようにおとなしくさせてくれましょう!」

「姫様、それなんかどこかで聞いたセリフですが……」

 

「潜ったか……」

「皆、先ほどの作戦通りに行動してください。

       お葉は含み針で索敵、他は武器攻撃を!」

 

「ここでもない……!」

「まずいわ、泥の中にいるときに何をしてくるかわからない。

       何かヤバそうな予感がするのに……」

 

あそこで水がはねた!

「いや、向こう……そこでも!?」

「……気配が無くなりましたね。今のはただの撹乱のようです」

 

「今の水の跳ね方……! ヤツはそこです!」

「プレール、キルシェ!撃ち方始め!」

 

「また……! うんざりしてくるわね!」

「いえ、彼奴は悪手を繰り返しているだけですわ。

       潜伏場所を引き当て続ければ、我らに被害は出ません」

「そうね。プレール、次に潜ったら、ありったけの雷撃弾を」

了解です!

 

うおおおおお!!

「エーテルが尽きかけてる……。あと1発分!」

「キルシェは防御に徹してください!隙を見て攻撃を!」

 

「はあ、はあ……。よ、ようやくですね」

「みな、この長期戦をよく耐えてくれたわ」

「さあ、躊躇することはありません!力のすべてを叩き込みなさい!」

 

うごかなくなった……?

「プレール、やったわよ!」

「勝鬨を上げよ!勝利は我らにあり!!」

「お、終わった……!」

「すごくしんどい……」

 

さて、さっそく味見……

「あ、ちょっと!?淡水魚を生で食べちゃダメですよ!」

「プレールったら、あの体力はどこから出てくるのよ……」

「……姉上、我らは本当に素晴らしい者たちと巡り会えましたわね」

「そうね。本当に、眩しいくらいに」

 

 

「カナエさん……」

「我々には素晴らしき臣下であり、最高の戦友たちがついている。

       この程度は造作も無き事ですわ」

 

「……? テュール様、そうなんですか?」

「まあ、情報を貰ったのだから、共闘したとは言えるでしょう」

「でもあんた、シノビならお葉くらいには戦えるんでしょ?

       潜ってるあいつを探すのくらい、やってくれない?」

 

「あ……」

(……?)

 

アガタさん、カナエさん、さようなら

「次こそは、あなた方の実力を見せていただきたいものですわ」

「ごきげんよう。そして、幸運を」

 

「行っちゃったわね」

「そうですね。これで、彼らとは再びライバル同士。

       より精進をしていきましょう」

 

「さて、ミッションは完遂できた。

       我々も帰る?それとも、このまま第2階層を覗く?」

うち、このまま進みたいです。みんなで海底探検したいです

「ね、ねえ。そのたくさんの潜水用装備、どこに持ってたの!?」

「すごく張り切っていますね、プレール。

       しかし、わたくしも興味があります。少しだけ進んでみましょう」

 

(さっきのお葉の様子……、なんか違和感があったな。

       むしろ、同性の娘に振られたっていうよりも……)

「あの、キルシェさん……」

「……!? な、なに、どうしたの?」

「ムロツミのおふたり、その……、お付き合いしているのでしょうか?」

「え?……まあ、そんな感じはするけど。どうしたの?」

「そう、ですよね。……なんでもないです」

(お葉、本当に女の子なのかな? ……ま、いろいろ事情もあるか。

       あたしには関係のないことね)

 

「ついに辿り着きましたわね」

「ええ、長いような短いような、そんな旅路だったわ」

「この先が、第2階層……」

みなさんのゴーグルとシュノーケル、用意できてます

「待ってなさい、古の海都。そのすべてを解き明かしてやるんだから」

「それでは行きましょう。未だ見ぬ神秘の底へ!」

 

――――――

 

 

――――

 

 

――

 

 

 

大海の底 其処に大地は在る

其処は昏き深淵に阻まれ 人の識ること能わぬ世界

其れは総ての根源にして 総ての還りゆく処

 

故にそれは神秘である 故にそれは畏怖である

畏怖を忘れ 総てを識らんとせし者は

この母なる大海の 闇孕む底に消ゆるだろう

 

 

 

 

 

 

―――この地の名は、『第二階層 海嶺ノ水林』

 

・続き⇩

https://kimagure-azuma.jp/play-sq3r-21/

・詳細なキャラ設定⇩

https://kimagure-azuma.jp/sq123r_chara/

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