レトロゲームをプレイ:MOTHER1・その12の2

MOTHER1

気が付けば、もう8月なんですね。

ほんとに、近頃時が経つのが早すぎる気がします。

 

前回は『じょしゅA』から『ホーリーローリーマウンテン』の秘密を聞いたところでしたが、

『いちごとうふ』をもう一つ持っているので、せっかくだから『じょしゅB』にもプレゼント

してあげましょう。博士の分は忘れたからまた今度ね。

 

『じょしゅB』からは、代わりに『のろいのことば』をもらえました。

これは全員が使える戦闘用のグッズで、「きらい」と告白して何も起こらない

という効果があります。

『MOTHER』シリーズ特有の、いわゆるジョークグッズのひとつです。

効果を確かめたら、思い出の品としてしまっておきましょう。

 

 

この『バレンタイン』の町には、大きなライブハウスがあります。

ニンテンたちは初めて見るライブハウスに興味が湧いて行ってみることにしましたが、

なんと入口には『アドベントさばく』に居た、あの遊覧飛行のおじさんが立っていました!

 

オロオロしながら戦車の修理代を請求されたので、ニンテンたちは素直に払うことにしました。

不慮の事故とはいえ、借り物の戦車を壊してしまったのは事実ですからね。

 

さて、ライブハウスに入ろうとすると、入場券が無いとダメだと注意されてしまったので、

デパートの『バラエティグッズ』コーナーで『ライブのチケット』を買います。

ライブハウスの前にはダフ屋がいますが、1200$もの大金を請求するぼったくり価格

なので、買う必要はまったくありません。(現実でも違法)

 

ワクワクしながら買ったチケットを受付に見せると、ようやく入店できました。

穏やかな自然の音の中を中心に冒険してきたニンテンたちには、ライブハウスに響く

爆音のような音楽や喧騒も新鮮に感じます。

 

ただし、街中と同じように、このライブハウスの中も決して”治安がいい”とは言えません。

何を言われたとしても、『NO!』と言える勇気を持ちましょう。

 

ライブハウスのお客の中には、『ブラブラ団』のボス『テディ』を良く知っていると

思われる女性がいました。

テディの両親はあの『ホーリーローリーマウンテン』にいる化け物に殺されてしまった

いう話を聞けました。

 

不良グループのボスとは言いつつも、その人望でグループを纏め上げていた番長のような

人物だったのでしょう。

そして、”家庭にも恵まれていたからこそ”彼は荒れてしまったという事でしょうか……。

 

ライブハウスのオーナーらしき人に話かけると、「一曲歌っていかないか」と誘われたので、

ニンテンたちはせっかくだから歌っていくことにしました。

 

ニンテンたちが歌うのは、名曲『All That I Needed(Was You)』

今までのつらい冒険の疲れも吹っ飛んでいくような、ロマンチックなナンバーです。

 

※以下は1番の歌詞の一部を”意訳”したもの(原曲の歌詞は英文のため)


 

♪ぼくは自分が立派な人間だと思っていた

 でも、心の隙間を埋めることなんて出来はしなかった

 夢を見つけられないままでいるような”悲しみ”だけは、いつもはっきりとしていた

 

♪満たされることも無く街を歩いて、空き缶に八つ当たりしているような半端者だった

 君に出逢ったあの時までは

 

♪ぼくが生きてきた全ては、君のことを見つけるためにあったんだろう

 街の角をぐるりとしてみたり、星に願ったりしていたのが、馬鹿らしいことのようだ

 

 でも、今は君の瞳の中に”星”を見ている。もうあんな日々にサヨナラをしよう

 一目でぼくは、君の虜になった。君の中に”天国”を見てしまったのだから

 

・サウンドトラック『MOTHER』(1989年)の歌詞カードより翻訳


 

 

初々しいステージでしたが、観客たちからの評判は上々でした。

そろそろ出発しようとすると、体格のいい男がステージに乱入してきました!

この言葉からすると、この人物が『ブラブラ団』のボス『テディ』という事でしょうか?

 

舎弟を痛めつけられたので、テディはその報復に来たようです。

ニンテンは、怯えるアナとロイドを庇って単身名乗り出ます。

 

というわけで、ここで『ブラブラだんのボス』との戦闘に入ります。

ただし、この戦闘は『他にはない特殊なルール』で進みます。

まず、タイマンを名乗り出たので、この戦闘ではアナとロイドは一切行動ができません。

 

また、この戦闘はコマンドが『たたかう』に固定されるため、『PSI』や『グッズ』を使うことも

一切不可能です。

ニンテンは、テディの境遇に何かしらの思うことがあったのでしょう。

そして、彼の心を開くには、力と力のぶつかり合いしかないと感じたのかもしれません。

 

お互いの実力は拮抗し、結局この戦いはドロウという事で決着がつきました。

テディの表情も、戦う前とは打って変わって清々しさを感じているようです。

 

そして、テディは両親の敵討ちのために『ホーリーローリーマウンテン』までついていくことを

提案し、ニンテンもそれを了承しました。

彼ほどの実力者が仲間ならば、怖いものなんてきっと無いはずです。

 

しかし、テディはロイドにここに留まるように言います。

言い方こそきついですが、テディを良く知る人物が言ったとおり、彼なりの『やさしさ』で

ロイドを置いていこうとしているのでしょう。

 

ロイドも最初は嫌そうな顔をしましたが、思うところがあったのか、素直に承諾しました。

頼もしい兄貴分『テディ』が仲間になったことと、今まで共に戦ってきた友達『ロイド』との

別れという、”嬉しさ”と”寂しさ”がニンテンの心にありました。

 

しかし、最終目的地の『ホーリーローリーマウンテン』は、もはや目と鼻の先。

ニンテンは、一刻も早く怪奇現象の大元をなんとかして、ロイドを迎えにいってあげようと

考えていました。

 

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