ゼノブレイド3ダイレクトの感想

ゲーム

そろそろ『ニンテンドーダイレクト』が来そうな時期だと思っていたら、まさかまさかの

『ゼノブレイド3』単体のダイレクトだなんて、本気で驚きました。

いやホント、モノリスソフトは任天堂の子会社になってから本当に生き生きとしてますね。

ブレスとかスプラとか、どうぶつの森にまでも関わっていますし。

 


 

ゼノブレイドシリーズのネタバレがあります。ご注意。

 


 

さて、それでは、PVの気になった点を少しずつ考えてみましょうか。

まず、登場人物たちは『○○期』という寿命の様なものがあり、この時点でヒロインのミオは

すでに余命が3カ月ほどしかないという会話がありました。

ミオは前作のニアの特徴が色濃く見受けられましたが、”いつまで生きられるかわからない”

という特徴までも……。

 

続いて、カプセルに詰められたクローン(?)らしきものが映るシーンあたりで、主人公のノアが

「この世界をあるべき姿に戻す」ということを言っていました。

 

普通なら、この言葉は「平和を取り戻す」という意味合いに聞こえますが、今作はあらゆる要素に

関して『融合』という言葉を使っています。

このことから考えると、『1』『2』『クロス』の3つの世界が何らかの原因で『融合』して

しまったことにより、何らかの不都合が生じてしまった、という可能性がありそうです。

また、作が融合した世界であるならば、『Xenoblade3を形成する3つ”融合”』という

言葉が的確に合致しています。

 

『ディフィニティブエディション』で追加された後日編『つながる未来』の時に突如として

出現した『霧乃獣』発生の原因となった空の裂け目の謎が関わっているのでしょうか?

 

今作の敵組織と思われる集団は、共通して『眼』に赤い模様が浮かんでいるようです。

ゼノブレイドで『眼』というと、シュルクの『未来視』が連想されますが、シュルクが

発動しているときは『両目』が青く光る演出でしたが、この組織の者たちは『片目』が

光り、模様が現れる演出になっていますね。

 

シュルクの未来視はエンディングの時点で失われており、現時点でモナド(に近い能力)を唯一

持っているヒカリが登場するかも未知数であるため、関連性は今のところ謎のままでしょう。

 

戦場のシーンでは、死亡した人間は『赤い光』を放ち、石のようになってしまう場面があります。

そして、その光は『命の火時計』なる兵器に吸収され、利用されるようです。

 

ゼノブレイドで『赤い光』という演出は、顔付きの機神兵(フェイス)を彷彿とさせますが、

そちらでは飽くまでモナドの斬撃への防御策という扱いでした。

この『命の火時計』がどのような役割なのかも、今はまだ謎です。

 

・2022/6/24追記

『命の火時計』とは敵の命の光を吸収し、それを味方側の寿命とするものであり、

この火時計が止まっても死亡してしまう、とのこと。

これが完全に真であるならば、予想のはるか上の絶望的な世界観ということに……。

 

このあたりから、この世界観の異質さや異常さが一気に現れてきます。

それは、人間の寿命はたったの10年しかないということです。

最期まで寿命を全うした者は、『成人』として『女王』に祝福を受けることができると

されています。

 

この時も、祝福された者はやはり光を放っていますが、色は暖かな金色であり、衣服を残して

全身が消滅してしまっていました。

この『祝福』とは、いったいどのような意味があるのでしょうか?

また、ノアとミオが笛を吹いて天に昇っていった光は青い色でしたが……。

 

そして、女王の種族は『1』のハイエンター(混血)というのはほぼ確定ですが、ここで仮に

正体が『1』のメリアだとすると、なぜこの暴挙にも等しい行いを是としているのかという

疑問がわきます。(ハイエンターは設定上、寿命は500年となっている)

この時点ではファンに対するただのミスリードという可能性が拭えませんが……。

 

そして、主人公たち6人は『運命共同体』として命を狙われることになり、謎の男から

『大剣が突き立つ大地』を目指すように言われます。

 

しかし、タイトルのコンセプトアートは『インヴィディアに突き刺さる機神の剣』であり、

『1』『2』のラストシーンからしてもあり得ない地形となっています。

まあ、BGMのPVだと、本当に突き刺さっているわけではありませんでしたが、それを

加味してもかなりの違和感が存在しています。

(『2』のエンディングでは、すべての巨神獣が巨大な1つの島になっていったため。

 そして、そのシーンに機神の剣はまったく映っていない) 

 

とりあえず、少なくとも『1』『2』の世界は何らかの影響を受けて融合しているのは

ほぼ確定と見ていいのかもしれません。

 

主人公たちのクラス紹介では、主人公たちの『眼』にはスキャナーらしい機能があるシーンが

新しく見られました。

始めの方にあったカプセルのシーンから考えると、主人公たちやこの世界の人間たち、

敵勢力と思われる者たちはクローンやミュータントである可能性が出てきましたね。

 

このシリーズはゲームシステムそのものが世界観の根源に関わる最重要ファクター”なので、

ここがどのような展開につながるのかがカギになりそうです。

(『1』のモナド、『2』のブレイド、『クロス』のアバター作成など)

 

7人目のパーティ枠である『ヒーロー』の紹介では、新たにイーラの鎧や装束を着こむ仲間が

多く見られました。

 

しかし、ここで疑問なのは、2ではイーラの血脈は途絶えてはいない可能性はほのめかされて

いましたが、衣装に関してはシンとメツが率いたメンバーくらいにしか見られておらず、

そのメンバーも最終的には全滅してしまったため、イーラの衣装などの製造法が継承されて

いる可能性はかなり低い気がします。

(ルクスリアやスペルビアが秘蔵している可能性はある。サタヒコは周回要素なので例外)

 

となれば、例えば『ある場所』に遺されていたデータを元に立ち上げられた、新たな世界の

シミュレーションであり、PVのタイトルコール直後で組織の者たちが映画館らしき場所で

何かを観ていたのは、そのシミュレーション世界でのノアたちの動向であった、という

展開も考えられそうです。

 

だとすれば、組織の者たちは『1』『2』の世界を生み出したクラウスの関係者という

可能性も浮上しそうですね。

『ゲート』はすでに消滅してしまいましたが、それの反動が霧乃獣の出現につながると

するのならば……。まあ、まだ妄想でしかありませんね。

 

しかし、あまりにも密度が高すぎるダイレクトでしたね。

こんだけの情報量をたったの25分に収めきって紹介できるとは……。

これは多大に期待を寄せてくれてかまわないということなのでしょうかね?

ほんとに期待すっぞ?

 

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