世界樹の迷宮ⅢHDRプレイ日記:星紡ぐ冒険手記・章ノ47

ゲーム

・前回のあらすじ

罠に満ちた神殿の回廊を進み、ついに階段を発見したアステリア。

更なる闇を孕む深部へと歩みを進めるのであった。

・前回⇩

https://kimagure-azuma.jp/play-sq3r-46/

 


第4階層の重篤なネタバレがあります


 

「……!!」

「今の感じは……」

「……嫌な気配がしましたね」

「たったひとつ階を跨いだだけでこの悪寒か……。いよいよ油断ならないわ」

どきどき

 

「……とても静かです」

「索敵の陣形で進みましょう。何かを感じたら知らせてください」

 

「……!」

「今の声は……」

 

 

「クジュラ、もう怪我は大丈夫なの?」

お元気でなによりです

「重要な伝令のようですわね。安心してください、ここにいるのは我々だけです」

 

「儀式の間……」

「B15Fということは、ここの階下ですか」

「風は抜けてきているから、階段は近そうだけど……」

 

 

 

「やれやれ、荒事が得意なのは貴方もでしょうに。意外と冗談も言えるのね」

「……クジュラ、その言伝の為だけに貴方がわざわざ

       こんなところまで出向いたわけではないのでしょう?」

 

 

「……ねえクジュラ、できれば一緒に行かない?」

「そうですね。クジュラさんほどの実力者なら心強いです」

おやつもいっぱいありますよ

「彼も元老院から独自に調査するよう指示されたのでしょう。

       無理に引き留めるわけにはいかないわ」

「そうですわね。クジュラ、貴方の方こそお気を付けて」

 

「……わたくしとしたことが。この采配のお礼を伝え忘れてしまいました」

「彼は感謝されるためにそれを渡したわけではないでしょう?

       その心だけで彼には伝わっていたはずよ」

「そうかもしれませんね。そろそろ行きましょうか」

 

「この異常な殺気……!!」

「……今の状態で相手取るのは危険ですね。檻を開いたら、直ちに南進します」

 

「追いつかれる……!」

「檻が閉まった……、なんとか助かったわね」

「ここは……。姫様、そこを曲がれば隠し通路がありますね」

「ここを利用して仕掛けを解く必要がありそうですね。

       お葉、地図に描き間違いがないか確認しながら進みましょう」

 

「扉か……」

「消耗が激しいので、この先は次回の探索としましょう。

       周囲を再確認してから帰還します」

 

「不意打ち……!?」

「……あの顔ぶれで撤退は危険ですね。最後の追い込みです!

       全霊を持って排除しなさい!」

 

「流石に、これ以上の探索は危険ね」

弾薬もすっからかんです

「アムリタをもっと所持しておくべきでしたね。

       採集部隊に第2階層で素材を採ってきてもらいましょう」

 

「あれ、クジュラさんも帰還していたんですか?」

「『ある方』?」

「……その顔だと、とても真剣な話のようね」

「かまいません。お話しください」

 

「古い時代の『兄妹・・』……?」

「ねえ、それってまさか―――」

「此処でみだりにその名を出してはなりません。クジュラ、続きを」

 

「……?」

「ほら、プレールさん。以前キルシェさんが買っていた本にあったものですよ」

 

「その話は、神代より伝わる『ソーマ』や『マナ』の伝承とよく似ていますね」

「それが実際に起こっていたんだとしたら、不思議よね」

 

「……」

(姉上……)

 

「『白亜の供物』……」

くもつってなんですか?

「お供え物とか、捧げものってことよ」

 

「それは……」

なんでしょう

 

「黄金色の……器でしょうか?」

「見ようによっては王冠に見えなくもないですが……。

       ……しかしクジュラ。その昔話もですが、なぜこれを我々に?」

 

「”彼女”が、……ですか?」

「でも今の話だと、これってすごく大事なもののはずじゃあ……」

 

「ま、待って……!」

「彼の立場を理解してあげて。我々に、これを託した意味を考えなさい」

「……クジュラ。”彼女”に宜しくお伝えください。

       我々から伝えられるのはそれだけです」

 

「これは……純金じゃなさそう。でも、真鍮でも鍍金でもないと思う。

       ……こんな物質、見たことも聞いたことも無い」

「キルシェさんの知識でもわからないですか……」

「先ほどの話が”彼”と”彼女”の関係の真実だとしたら―――」

「あまりにも残酷で、哀しいものね」

きょうだいでまた会えるといいですね

「そうね。……きっと会えると祈ってあげて。プレール」

 

>シルヴィアは不意に、辺りを見回す

「姫様?」

「……今、誰かがわたくしを呼びませんでしたか?」

「いや、何も聞こえなかったけど……」

(……幻聴? しかし、自分を『シルヴィア』と呼ぶのは……)

 

>アステリア一行の頭上に、一筋の流星が輝く   

それに気づかぬまま、一行は街の雑踏に消える 

 

「ふう、さっぱりしたわね」

「こんな遅くまでやってる温泉があるなんて、本当に眠らない街なのね」

「……ん? 我々の部屋の前に何かが」

「鉢植え……ですね。懸賞の賞品と書いていますが……」

「あ、もしかしたら。この間プレールが送った懸賞の葉書かも」

お部屋に飾っちゃいましょう

「これはどういう花なんでしょう?」

「これは『ローズマリー』です。植木や料理、薬品、供え物など、

       幅広く用途がある植物ですね」

「いいもの貰っちゃったわね。……懐かしいなあ」

「ほんとね」

>そう言いながら、ユーンは夜空を見上げる

(これはあの子が……、フレイヤがいちばん好きだった花。

       貴女は寂しがっているの? それとも……勇気付けようとしてくれているの?)

 

「店主さん、またいつもの消耗品をお願いしますわ」

「『いつもの』で通じるくらい、すっかり常連になっちゃったわねー」

大人になったら言ってみたいなー

 

「いやちょっと……! 縁起でもないでしょう!?」

「まあ、冒険者なんていつでも死と隣り合わせだもの。

       そう思うのも無理ないでしょう?」

「でも意外ねー。実はお得意さんが減るからとか何とかって理由で

       心配してるんじゃないの?」

 

「店主さん!? 姫様たちと女性同士とはいえ、その発言はどうなんですか!?」

「よ、予想外に無茶苦茶な言葉でなんて返せばいいのか……!」

「貴女は何を言っているのですか! 死の間際に装備を脱ぐなど非現実的ですわ!」

「そうよ! そんな面倒なことをするくらいなら、最初から裸一貫で潜ってるわ!」

そういう問題ではありません!!

お葉ちゃん、お耳がまっかっか

 

「やれやれ……。まさかお買い物でお葉が鼻血出して倒れちゃうなんて。

       ……って、なんかマスターさんもお冠ね」

「珍しいわね。質の悪い酔っ払いが暴れたのかしら」

 

「うーむ、難攻不落の第2階層を我々が突破してしまったがゆえの

       弊害といったところですか」

「こうなったら、我々で元老院に直談判でもしましょうか?

       認定試験の内容を追加すれば、多少はマシになるんじゃないかしら」

なんて言うんですか?

「そうですね。地図を描いた後に海都の衛兵を10人抜き、とか―――」

「もしくはハイ・ラガードに倣ってB1Fの地図を描ききるまで街に返さないとか」

「いやそれ、誰がクリアできんのよ」

 

「爪の垢……。冒険者とはいえ、流石にそのあたりの手入れは

       欠かしておりませぬ故……」

「この程度の身だしなみは習慣で身に付いてしまっているものねぇ」

ぶ、物理的に飲ませろという言葉ではありませんからね……!

「そんな体でもツッコミを……!」

 


 

~迷宮入口までの街道~

「はあ……、迷宮に潜る前にこんなに疲れてしまうとは……」

「でも、街の様子を見て少しは安心したわ」

みんないつも通りでしたね

「そうね。今のところは”海底のあれ”については広まってないみたいだし」

「良くも悪くも、人間というものは逞しいものです。

       ……さあ、我々も街の者たちに倣い、逞しく戦い抜きましょう」

 

・続き⇩

https://kimagure-azuma.jp/play-sq3r-48/

・詳細なキャラ設定⇩

https://kimagure-azuma.jp/sq123r_chara/

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