皆様、元日に買うゲームはお決まりですか?
それはともかくとして、スマブラSPのあのファイターについて、
ちょろっとした考察を綴っていきます。
その考察とは、ずばり「なぜこの見た目に変更したのか」です。
もう、上の文でおわかりでしょうが、以下の3名についてです。
・リンク
・ゼルダ
・ガノンドロフ
シリーズとして見るとバラバラですが、『スマブラ』の世界として
見てみると、かなり馴染んだ見た目になっていますね。
まずはリンクの考察からいきます。
WiiU/NSW専用ソフト『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』の
メインビジュアルである『英傑の服』仕様ですね。
(もう一つの衣装として、いつもの服に近い『息吹の勇者シリーズ』)
また、原作に則して、左利きから右利きに変更されています。
原作再現として、横必殺ワザが「ブーメラン」に戻って、下必殺は
「リモコン爆弾」となり、自分から爆破するまで誘爆しなくなり
ました。
『スマブラX』からは『トワイライトプリンセス』の見た目
でしたが、最新作の発売ということで、『ブレス』仕様になったと
考えられます。上記の変更も、原作に準拠したものです。
地味なところでは、通常必殺が「旅人の弓」に変わったりですね。
(初代から前作までは「勇者の弓」)
既存キャラとしてはそれなりに変更が加えられたのに、
「リンクを操作している」という感覚がしっかりと残っているのは
生半可な調整じゃできないですね。
続いてはゼルダです。
『神々のトライフォース』および『神々のトライフォース2』の
要素を混ぜたデザインになっています。
こちらも『トワイライト』仕様でしたが、今回は大幅に見た目が
変わりました。
「なぜ『ブレス』からじゃないんだ!」とかなんとか騒ぐ人が
多くて、ツイッターとか見るの嫌になりますね。
でも、この変更はかなりメリットが多いと自分は思います。
以下に、箇条書きでまとめましょう。
- 『神トラ』はSFCでもトップクラスの人気作品である
- 続編『神トラ2』も3DSで発売されている
- 上記2作は、2Dゼルダの金字塔といっても過言ではない
- 下必殺ワザの「ファントムアタック」との違和感が少ない
- 公式イラストはアニメ寄りの絵柄なので、表情にかなり力が入っている『スマブラSP』にマッチしている
- 新規層のお子さんにとって、ピーチやデイジーは「少し年上のお姉さん」といった雰囲気があるので、その2人よりも幼めで親しみが持ちやすい見た目
- 『ブレス』のリンクはややトゥーン系のビジュアルなので、その兼ね合いで登場させやすい見た目
・・・と、もうちょっと書けそうですが、この辺で。
なかなか考えられた変更だったと思います。
萌えがどうたらこうたら言うくらいなら、変更した理由を少しでも
考えるべきだと思いますね。本当に。
最後に、ガノンドロフ
『時のオカリナ』(かつ初登場の『スマブラDX』)の見た目に
戻りました。
また、さりげなくスマッシュが大剣による攻撃になったので、
キャプテン・ファルコンのコンパチ(ダッシュファイター)要素が
かなり少なくなりました。
攻撃範囲が広めの超攻撃力で、さすが魔王といったところですね。
以下、考察です。
- 『時のオカリナ』はシリーズでも最高クラスの超人気を誇る作品である
- 且つ、3Dのゼルダを決定づけた金字塔である
- それどころか、『マリオ64』と並ぶ3Dアクションの決定版ともいえる作品である
- また、『時オカ』以降の『ゼルダ史』の根幹に関わることになる存在である
- 迫力では『トワイライト』が勝るものの、『スマブラSP』でリンクやゼルダと並んでも違和感が少ない見た目である
- ややデフォルメされた顔立ちであるので、表情がわかりやすい
- こどもリンクが復活参戦したことで、『時オカ』の因縁が繋がる
- 任天堂からはベヨネッタ、リドリー、キャプテン・クルール、ゲストにスネーク、リュウ、ケン、シモン、リヒターなど、濃いめのキャラが大分増えたため、『トワイライト』仕様では見た目で埋もれてしまう可能性がある
概ね、ゼルダと似た感じですかね?
・結論
以上の考察により、「適当にこれを選んだ」「萌えで釣る」では
なく、相当考え抜いた上での変更だったということがわかりますね。
とくに、ゼルダもガノンドロフも、「こっちの見た目の方が愛着が
ある」という方は少なくはないはず。
などと、偉そうに御託を並べてきましたが、『スマブラSP』は
こんなことを考えなくても純粋に楽しめるゲームです。
文字通り、「とりどりの色たちが紡ぐ」世界を存分に
楽しみましょう。それでは。
・おまけ
思わずスクショを撮ってしまったバニーたぬきシモンさん。
実は3番目の愛用キャラだったりします。
(斧とクロスと聖水の弾幕は強いね。)
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