世界樹の迷宮ⅢHDRプレイ日記:星紡ぐ冒険手記・章ノ59

ゲーム

・前回のあらすじ

白亜の森にて再びオランピアと遭遇したアステリア。

必死の説得が実を結ぶことはなかったが、彼女を信じ先へ進むこととした。

・前回⇩

https://kimagure-azuma.jp/play-sq3r-58/

 


第5階層のネタバレが含まれます


 

すごく深いところなのに、まだ地面とかもキラキラですね

「B19F、か……。あたしら、こんなところまで来ちゃったのね」

「……そうですね」

「より凶悪な魔物の気配……。最深部は―――近い」

「体力も気力も余裕があるけど、いつでも撤退できるようにしましょう」

 

「予想通り、か」

「鳥居の仕掛けを利用した道……。この先はどうなっているのでしょう」

「怖気付いてなんかいられないわ。あたしらは進むしかないのよ」

「キルシェ……。そうですね。皆さん、逸れぬように」

 

「三方に鳥居……、北はさっきの場所に転移するとして、

       それ以外の道はどうなるのでしょう」

どれがいいのかな

「このフロア、厄介な地形であることが予想できる」

「遠距離に跨ぐ一方通行とか、下手したら延々彷徨う羽目になるわ」

「……ここを早く越えることができれば、深王たちに対する準備はできる。

       しかし、慎重に進む道を絞るべきですね。まずは……西に行きましょう」

 

「FOE……! ……しかし、ただ巡回してるだけみたいね」

「危険な雰囲気がします。迂闊に近づけません」

「ねえ。南の道は行き止まりみたい」

お宝はありました

「そうですか。では、引き返して東の鳥居に行きましょう」

 

「こちらの方は、大回りで南に向かってますね」

えふおーいーのあっちはどうなってるんだろ

「リスクは最小限に抑えましょう。まずは障害のない道の地形を

       記録しておくべきです」

 

「ん? この先、なんか見覚えが……」

「お葉、地図を。……この先は、鳥居の間にあった空間ですね」

「なるほど……。非常に複雑な構造になっているようね」

 

「あっ、宝箱ですね」

「解剖用水溶液か。……そういえば、これも全然使わないまま

       ここまで来てしまったわね」

「必要な時は遠慮せず使うべきであるとは思いますが、

       使い時がわからないとどうしてもそうなってしまいますね……」

これって買えないんですか?

「どこの地でも、迷宮を踏破するような猛者じゃなきゃ手に入らない

       素材が必要だって噂があるからなあ……」

 

「あそこの鳥居はここまで飛ばされてしまうのか」

「転移転移ばっかで、なんか眩暈がしてきた……」

「みなさん、ここは野営ができそうですよ」

「丁度いいですね。休息を取りましょう」

 

「……ねえ、シグドリーヴァ。深王を止め、『魔』を討ったならば、

       わたしたちは祖国へ帰らなければならないのよね」

「……そうですね。今の我々は冒険者という立場ではありますが、

       冒険が終わったのならば王女としての責務が待っているでしょう」

「ユーン、どうしたの? そんな神妙な顔して」

「わたしね、……嫌な言い方になるけど、この冒険がいつまでも、

       永遠に続いてしまえばいいんだって、たまに思ってしまうの」

つらいこともいっぱいだけど、楽しいこともいっぱいですもんね

「それもある。でも、正直なところ――ただわたしは祖国から、

       王族としての運命から逃げ出したかっただけのかもしれない」

「……姉上?」

「王家に長女として生まれ、身の丈以上の期待ばかりを受けて、

       涙を見せることも、弱音を吐くことも許されないのだと思っていた」

 

>ユーンは空を見上げる

「でも、海都や深都では違った。自分を”王族だから”なんて理由で持て囃す

       ような者はいない。ただ一人の冒険者として、『人間』として扱ってくれた」

「テュール様……」

「でも、いずれそうではなくなる。『王家の女』として、よくも知らない

       どこかの国の王族と結ばれなくてはならなくなる。……それが、とても怖かった」

「ずっと、……悩んでたんだね」

「……私にも、いつか訪れることですね。

       末妹とはいえ、私とて王家に生まれた女なのですから」

(……!)

「……プレール」

はい

「あなたを臣下に迎えた理由……それは、あなたが特別に優秀だったから、

       というだけじゃなかったの」

「?」

「弩を構えるあなたの横顔と眼差し……それに運命を感じてしまった。

       それこそ王族、いえ、女として生まれてしまった事を後悔するほどに」

 

>ユーンはプレールを抱き寄せる

「……ごめんね。あまりにも身勝手な主君だわ。でも、あなたを

       他の誰かに取られたくない。そんなことばかり考えて、それで―――」

それでも、うちはテュール様が大好きです。やさしくて、おもしろくて、たまに

       ちょっとだけおっかなくて、それでも、そんなテュール様が大好きなんです

「プレール……」

だから、いつまでも一緒にいたいです。テュール様をかなしませるやつは、

       どんなやつでもみんなぶっとばしてみせます

 

>純粋な瞳で放たれたその言葉を聞き終えると、ユーンは頬に流れた一筋の光を拭う

「……ありがとう。わたしの―――大切なひと」

(そっか、だからユーンって、プレールには……)

(姉上、どうかプレールを幸せにしてあげてください。

       それがきっと、―――貴女の『幸福』となるのでしょうから)

(……身分違いの恋、か。自分は―――)

 

「ふう……やっと5割弱といったところでしょうか」

「入り組んだ地形を転移装置で繋いだ迷宮か……。

       こんなん、地図が無きゃ間違いなく遭難するわね」

そうなんですね

「プレールったら……、もう」

えへっ

「この先は階段前の道と隣接する広場のようですね。

       隠し通路が無いか探しましょう」

 

「あったわ、向け道」

「ついにひと段落かぁ。なんか、もう何日も迷宮に入り浸り」

「休息は取りましたが、流石に精神的な疲労が出始めましたね。

       日付が変わるまでには探索を切り上げましょうか」

「そうですね。もうひと頑張りしましょう」

 

「ふむ……、この道はここに繋がっていたのか」

「このフロアは大まかに外側と内側の二重構造になっていそうですね」

あたまがぐるぐる……

「なんか、あの眩しい場所と一緒じゃなくて助かったってかんじ」

「そうね。でも、そういうことを考えついてしまうということは、

       それが現実になる可能性がある、ということらしいわよ」

「この下が本当の最終階層ならば、その手の罠もありそうですね」

 

「あれ、いつの間にか0時になっちゃってる」

「あら、ほんと」

「区切りもいいところですし、ここで帰還しましょう」

またおやついっぱい持ってきましょう

「プレールさん、本当に元気いっぱいですね……」

 

「……姉上、起きていらっしゃいますか?」

「ええ。どうしたの?」

「もしも深王の説得に失敗し、戦う羽目となってしまったら……、

       どうしたらいいのでしょうか」

 

>僅かな沈黙の後、ユーンは静かに口を開く

「我々としても、むざむざ殺されるわけにはいかない。

       戦うしかないでしょうね」

「そうですね」

「……恐れているの? シグドリーヴァ」

「いえ。ただ私は、”正義”と”悪”について考えていただけです。

       象徴たる姫の姿を取った化け物を討つ、それはきっと”正義”なのでしょう」

 

>シルヴィアは静かに上体を起こす

「それが深王にとっての、”人類にとっての正義”。

       それを止める我々は、”『魔』の手先たる悪”なのかもしれない」

「……」

「それでも……。例え”人類の悪”と罵られ、後ろ指を指されようとも、

       深王を止め、グートルーネ王女を護る。その意志は揺らぎません」

「強いのね、貴女は」

「……いえ。今の私はお葉、プレール、キルシェ、そして姉上と姉様。

       ―――私を信じてくれた者たちによって形作られたのです」

「ならば、もう何も言わないわ。わたしは貴女を信じ、ついて行くだけ。

       さあ、そろそろ休みましょう」

「ええ」

 

>心地よい微睡みの中で、ユーンは独り考える

(フレイヤ。きっと貴女の魂は、彼女の内に在り続けたのね。

       シグドリーヴァを、愛する妹を立ち上がらせてくれて……ありがとう)

 

「よし、道具は十分か。姫様、探索の続きを―――」

「そのことなのですが、今回は例の魔物討伐大会に参加したいと

       考えているのです」

「え? しかし……」

「……。シグドリーヴァ、何かアテがあるの?」

「ええ、無論です」

「うーん、まあ、それならいいけど」

がんがん狩っちゃいます

 

・続き⇩

https://kimagure-azuma.jp/play-sq3r-60/

・詳細なキャラ設定⇩

https://kimagure-azuma.jp/sq123r_chara/

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