世界樹の迷宮ⅢHDRプレイ日記:星紡ぐ冒険手記・章ノ50

ゲーム

・前回のあらすじ

ミッションで指定された品物があるとされるB15Fに到達したアステリア。

更なる罠を覚悟しつつ深部を目指すのであった。

・前回⇩

https://kimagure-azuma.jp/play-sq3r-49/

 


第4階層のネタバレが存在します


 

「ここにも落とし穴か……」

「蓋が壊れて無くなっているのは幸いだったわね。

       プレール、ここにも石を投げてみて」

はーい

「……音がすぐ鳴りましたね。しかし、それでも底が見えないなんて……」

「なにかしらの意味があるかもしれませんね。

       反対側を見たら、まだ行っていない通路に行きましょう」

 

「……もう階段が?」

「ずいぶんと禍々しい雰囲気ね」

「もう少し探索をしてから下りてみましょう」

 

「……! ウミウシと真祖の戦士型……!」

「あの編成は危険……! お葉とキルシェは回復に徹しなさい!」

 

「まずい……、後列を優先的に狙っている」

「姉上は後列を護ってください! お葉、マドラを!」

「は、はい……!」

 

「よくも……!」

「追撃に失敗して怯んだ! 今ならやれる!」

 

「……危なかった」

「全滅の危険があった以上、あの編成を見たら撤退も必要か」

「いよいよ迷宮の闇が牙を剥いてきましたね」

「父ちゃんの狩りのしかたを思い出さないと」

 

「ここにも階段?」

「この下に、あの落とし穴を塞ぐスイッチでもあるんでしょうか」

「ちょっと怪我も多くなってきたし、ここを見たら帰ろう」

 

「……空気が淀んでいる。この通路は行き止まりかしら」

暗くてよく見えません

「魔物の気配はあるようですね……。注意しましょう」

 

「……何も無い行き止まりの通路?」

「落とし穴を罠として成立させるための空間?

       いや、ならば階段で行き来できるのはおかしい……」

「一度帰還しましょう。考えるのは休んだ後でいいわ」

 

「ただいまです」

「深都の宿に来るのも久しぶりね」

「また一泊させていただきますわ」

 

「し、信用? ええっと……」

「信用してるっていうか……」

「……我々は元老院を信用しているわけではありません。

       ただ熟慮の末、人類にとって望ましい未来のため協力しているのみです」

 

「……そうですか」

(深王の人類への想いは何よりも強いとはわかる。

       しかし……、何だ? この異常な胸騒ぎは……)

テュール様?

「みんな、休む前に深王の元へ。少し確認したいことができた」

 

>そう言い切るや否や、ユーンは駆け出す

「えっ!? ちょっと、ユーン?」

(深王ほどの方ならば馬鹿な真似は決してしないと思うが……。

       ここは姉上の勘働きに従うべきなのだろう)

 

(いない……! 深王どころか、オランピアまでも!)

「我々はアステリアです! 至急、深王への謁見を所望します!」

 

「重大な任務で不在……?」

お出かけですか?

 

「偉大なる計画……」

「まさか、たったふたりで『魔』を倒しに行ったの!?」

「いや、違う。深王は”まだその時ではないから・・・・・・・・・・・”動かなかったはず。

       ……なのになぜ、このタイミングで姿を消した?」

「……〆ましょう」

「たとえどのような苦痛を与えようとも、彼は情報を吐かないでしょう。

       ……我々も、残る仕事を急いだほうが良さそうですね」

 

「……よし、これなら手ごろですね」

きれいな剣ですね

「お葉って刀も使えたのね。いいなー」

「腕前も中々のものでしたよ。何度も一本取られてしまいましたからね」

「そうだったの。少し実戦で見せてもらえる?」

「わかりました。……とはいっても、上手くできるかどうか」

 

「あいつならちょうどいいか」

「では、お葉」

「……はい」

お葉ちゃん?

(……明らかに目つきが変わった。

       なるほど、訓練とはいえシグドリーヴァも苦戦するわけだわ)

 

「秘剣・明星!!」

(は、早い……!)

 

「くっ……、失敗した」

「いえ、十分見せてもらったわ。みんな、残った魔物を片付けるわよ」

 


 

~戦闘後~

お葉ちゃんすごかったなぁ。こう……ばひゅーんって

「こんな隠し玉もあるなんて。すごいじゃん」

「今の技、御義父ちち上から学んだものなの?」

「……はい。とは言っても、型を口頭で伝えられただけなのですが」

「それはきっと、貴方自身で発展させていくようにとのことなのでしょう。

       お葉、義父ちちの技をこれからの戦いでしっかりと磨くのですよ」

上……。どうかこれからも、力をお与えください)

 

「……やっぱり、この階は進む道がありませんね」

「困ったわね。この距離の穴は流石に飛び越えられない」

「橋を架けるにしてもお金も時間もかかるし、足場も―――

       ……ん? あれって」

どうしたんですか?

「薄暗くてはっきり見えないけど……、向こうに階段みたいなのが」

「穴の向こうに階段? ……階下の構造は―――そういうことか」

「何かわかった?」

「ええ、進むべき道は……ここです!」

 

>シルヴィアは目の前の穴に飛び込んだ!

「ひ、姫様!? いま行きます!」

「あわわ。ま、まって!」

「なるほど、盲点だったわね。どうりで階段が多いと思った」

「だ、大丈夫なんだよね? ……えーい!」

 

「全員、無事ですね?」

「姫様! こういうことはボクがやりますから……!」

「そっか……。穴の下の空間って、普通に通路だったのか」

「何はともあれ、これで探索が進められるわね」

 

「はあ、はあ……! な、なんでアイツ、檻に閉じ込められてないの!?」

「侵入者の排除用に開放されているのでしょうね。

       しかし、いくらFOEでも扉は越えてきません。急いで開けますよ」

 

「……! 全員、布で口を塞いで!」

「え……!?」

>ユーンはしばし考え、布を口から離す

「……ただの花の香り? しかしこれは……」

なんだかあたまがふわふわします

「(……なぜ―――)」

「シギー? どうしたの?」

「っ……!? ……いえ、大丈夫です」

 

「しかし、この大広間にこれほどの花の香り……。

       ここが目的の『儀式の間』でしょうか」

「地図の位置的にも、そうかもしれませんね。

       向こうの壁際にたくさんの花壇があります。アマラントスを探しましょう」

 

あま……あまさんとすって、どういうお花なんでしょうか

「そういえば、特徴を聞いていなかったわね。迂闊だった」

「特に重要な植物だってなら……、真ん中の花壇かな」

 

「あっ、周りとは全然違う花! きっとこれよ!」

「よし、それじゃあ伐採……じゃなくて採取しましょう」

「ぼ、ボクが代わりにやりますので……!」

 

「よし、目的の品物はこれでいいんですね。

       姫様、帰還しましょう。……姫様?」

「……」

 

>虚空を見つめるシルヴィアの顔は酷く青ざめている

「シグドリーヴァ!? しっかりしなさい!」

「……なぜここには、こんなにも鏡が多いのでしょうか」

え? そんなのどこにも……

「まさかこの香りって、幻覚作用があるんじゃ……。はやく地上に戻ろう!」

「……」

 

>シルヴィアの視線の先には亡き姉フレイヤの姿があった

その顔は漆黒に塗りつぶされている        

(憤怒と憎悪に満ちた己の顔を見て以来、夢で見る姉様の御顔が

       あのように見える。……己は、どうすればいいのだろうか)

 

 

「それならばここに。どうぞお納めください」

 

「こんなに……」

「ありがたく頂戴いたします」

 

 

「左様ですか。微力ながら、助力できてうれしいです」

「しかし、無理はなさらぬように」

 

「……!」

(ついに、か)

「……拝聴いたしますわ」

 

「その花で……寿命を!?」

「そんなことが……!?」

 

「……グートルーネ王女、やはり貴女は」

「姫様の仮説は……正しかったということですか」

「だから、大異変の内容にあんなに詳しかったのね……」

おにいさん、無事だといいですね

(……彼女、ひとつ嘘をついている。”寿命を延ばす”だけでは

       老いて容姿が変わっていくはず。……その方法に話せない理由がある?)

 

「世界樹に支配……!? 待って、世界樹はずっと王家と共に在って、

       ……フカビトと戦う味方だったんじゃないの!?」

(深王が世界樹を盲信している気配はあるが、支配されているわりには

       『人類を救う』という意思が強かった。どうも齟齬があるようだが……)

 

「……。グートルーネ王女、今のうちにお訊ねしたいことが―――」

 

 

 

「―――! クジュラ!?」

「緊急事態……!?」

 

「深王とオランピアが向かった先は海底神殿……?

       しかし、神殿のフカビトは斃してもすぐに現れるというのに」

「クジュラ、他に情報はありますか?」

 

「転移装置!? 深都、いや、世界樹はそんな技術まで……!」

「転移……。まさか『魔』の居場所に攻め入るつもりなのでは?

       しかし、これでは深王が暴走しているようにしか思えません」

「いや、むしろ……『魔』に通じる”何か”を掴んだのかもしれない。

       今のうちならば、”それ”を排除できると確信したからこそ―――」

「一体、深王様の目的は……」

 

「クジュラ、なんとか深王たちの目的を掴んでください」

「無用な心配かもしれないけど、決して無茶をしないように」

 

「面倒なこと? それはどういう―――」

(め、”面倒な・・・”って……!? 深王は自分のお兄さんなんじゃないの?)

(……やはり、何かがおかしい。深王が自分の兄だと確信しておきながら、

       ”自分に危害を加えようとする敵のように見ている・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・”気配がある。何故だ?)

 

 

(海都につく……。その選択が過ちであったなどとは思わない。

       しかし、まるで”神のような存在”に掌で踊らされているような気分だ)

 

>ユーンはそっとグートルーネ姫を一瞥する

(グートルーネ王女。貴女の皮一枚下には何が蠢いている?

       ……しかし今は、それを探るべき時ではない)

 

・続き⇩

https://kimagure-azuma.jp/play-sq3r-51/

・詳細なキャラ設定⇩

https://kimagure-azuma.jp/sq123r_chara/

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