DLソフトのご紹介パート5です。
飽き性の自分がよくここまで続けられたものです。
それはともかく、今回はこちらです。
Sekai Gamesより『魔法の女子高生』です。
ジャンル:ロールプレイング/アドベンチャー/アクション
お値段:1500円 (ニンテンドーeショップ)
なんとなくタイトルがギャルゲーっぽいと思いますが、かなりコミカルな
ローグライクRPGです。
それでは、オープニングを見ていきましょう。
主人公『月見里(やまなし) あかり』は平凡な女子高生。
ある日、補習の帰り道で、どう見てもコスプレにしか見えない格好の女の子に
「ケガをしたのでバンソウコウかなにか欲しい」と頼まれます。
あかりはさっさと帰りたかったので、絆創膏をあげて立ち去ろうと
しますが・・・・・・
女の子は「お礼に素敵な力と素敵な世界への招待状を送る」と言い、
あかりは意識を失いました。
目が覚めると、あかりはなぜか魔法使いの帽子を被っています。
どうやら、女の子は本物の魔女であったようで、ヘンテコな世界に
連れてこられたようです。
ここからはプレイヤーが操作して、ダンジョンを進んでいくことになります。
最初のダンジョンなので、その都度チュートリアルが入ります。
LかRでショートカット欄の魔法を選択し、Aで発動させます。
このゲームは魔法が基本の攻撃方法なので、うまく使っていきましょう。
ただし、使用すると体力を消費するので、その点は特に注意です。
+ボタンでメニューを開くことができます。
アイテム欄の『白いマ石』はこのゲームのお金、『はらもちポテト』は
体力の回復アイテムです。
次のページは魔法の一覧です。
習得した魔法が記録されていて、ここから直接選んで発動させることも
できます。
最初のページの上から4つ目まではショートカット欄に登録されます。
ちなみに、魔法の習得はレベルアップではなく、アイテムの『〇〇のマ石』を
使うことでできます。
3ページ目は主人公のレベルと体力と満腹度に当たるステータスを確認したり、
メッセージのログを見ることができます。
最後のページはオプション関係なので、解説は省きます。
「体力が『3』しかないのか!?」と思いますか?
このゲームの体力は『MP』なのです。満腹度は『HP』です。
いやぁ、なんとも斬新ですね。
HPがある限りMPは回復し続けるので、どこまでHP回復ができるかが
攻略のカギです。
↓ちなみに、魔女様によるそれぞれの解説
※HPについて
※MPについて
↓それに対してのツッコミ
至極当然の反応である。
なお、HPは数値が表示されない、かなりファジーなステータスです。
ちゃんと確認して回復しないと後々えらい目に遭いますよ。
(ステータスに表示されているのは、現在のゲージの数とその最大数)
ダンジョンでモンスターに出会うと、当然襲われます。
モンスターには属性があり、弱点を突くことでMPの消耗を抑えることが
できるので、いろんな属性の魔法を使えれば、それだけで探索が
有利になります。
しかし、強い魔法はそれだけMPを使うので、状況次第では『逃げ』に
徹する方がいいかもしれません。ローグライクの基本ですね。
まあ、ダメなときはダメですが。
(この時はロクな回復アイテムを拾えなくて詰み)
魔女に「MPが切れると死ぬ」などと脅かされますが、夢オチということで
フロア1からリトライできます。
当然、アイテムは没収されるので、次はいいものが拾えることを祈りましょう。
なお、レベルと習得した魔法は引き継がれるので、その点はご心配なく。
ダンジョンには様々なアイテムがありますが、このアイテムは
このゲームの象徴と言っても過言ではないでしょう。
『無銘のマ石』は、なんと自分で名付けた魔法を覚えることが
できるのです。制限としては、以下の通りでしょうか。
- カタカナのみ
- 実際の属性や効果は選択不能(名前依存?)
自分でいくつか名付けたものを見ると、『ストーム』は周囲攻撃、
『ボム』は3マス先に範囲攻撃でした。
『ミルキー』と付けると壌属性(地属性)になりました。
効果が予測しづらいので、いろいろ試すと驚くような効果になるかも?
くれぐれも、女の子に卑猥なことを言わせようとしてはいけませんよ?
モンスターやMPに四苦八苦しながらダンジョンを進むと、ついにボス戦です。
ザコ敵の召喚をする上に、範囲攻撃を持つ強敵です。
さらに、こちらからの攻撃は無効化されるという、なかなかの鬼畜ぶりです。
・・・・・・が、戦闘開始時と攻撃を無効化されたときに、魔女がかなり直接的な
ヒントをくれるので、特に問題はないでしょう。
ダンジョンをクリアするとストーリーが進み、次のダンジョンに
挑戦することになります。
当然、モンスターも強くなっていくので、しっかりシステムに慣れていきましょう。
特に攻撃範囲の広い魔法が使えると多少は楽になります。
ひょんなことから魔法使いとなった女子高生、あかり。
魔女とはいったい何者なのか、そして、あかりは無事日常に戻れるのか。
彼女の苦難は始まったばかりである・・・・・・。
というわけで、『魔法の女子高生』のご紹介でした。
ちょっと説明不足かもしれませんが、イメージ的には『トルネコ2』の
職業「魔法使い」のシステムに満腹度をプラスしたような感じですね。
変わったシステムのローグライクに興味があるなら、プレイしてみてください。
以下、総評などです。
〇良かったところ
- 粗めだが、3Dモデル含めてクオリティの高いドット絵
- 表情豊かな主人公の立ち絵
- コミカルな世界観に合うBGM
- かわいらしいキャラクターやモンスター
- 「名前を付けて魔法を作る」という斬新さ
▲気になったところ
- ゲーム開始時ではなくタイトル画面でオプションのようにデータを選ぶこと
- データに進行度などの情報が無い
- 日本語はちゃんとしてるのに、なぜか改行がおかしい部分が多い
- HPが1減るなど初見殺しのアイテムが多い(初期HPは3)
- 同様に、回復するが状態異常になるアイテムが多い
- なぜかすべてのアイテムの説明が使うか装備するまで未識別状態
★総評
ぶっちゃけた話ですが、普通にローグライクRPGとして見ると、
かなり荒削りな一品だとは思います。
しかしながら、ドット絵の味わい深さと、キャラクターのかわいらしさ、
そして、自分だけの魔法を名付け、使用できるというシステムなど、
それを補いうる魅力もある一品だと思いました。
インディ系のローグライクは割と多くあるようですが、この作品はあえて
ローグライクの常識から少しズレたところで勝負しているように思えました。
(例:通路が幅2マス、通路の脇に部屋、壁でも角抜けが可能など)
少し変わったルールでローグライクを遊びたいのならば、
プレイしても損では無いと思います。それでは。
〇おまけ。
主人公のこの表情が好き。
HP0で瀕死状態になるとこの表情になります。
(これはイベント中の画像)
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